透き通った、本当の冬の食べもの。

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自販機の「あったか〜い」表示にも、愛しさとか切なさとか心強さを感じる時季となりました。

そんなふうに寒くなると価値を増すのが志野の器。厚くかかった雪のような長石釉が、ほんのりとぬくもりを感じさせます。お世辞にも用途が広いとは言えませんが、炊いた大根との一体感においては右に出るものなしかと。

そう、冬といえば大根。12月の京都はそこここで大根焚きです。
旅費のない私はセルフ大根焚きをするしかありません。お店を三軒回って葉の残りの長いのを見つけ、好物の菜飯二膳分を確保✨  先っぽのほうは刻んで味噌汁に入れると、また化けます。味噌は、カレー上手で味噌も仕込めるカメラマンO氏のお手製をありがたく使わせていただきました。

日本の風と土とを背負ったこの野菜は、生のままでは氷のようにしゃりしゃりしてつかみどころがないのに、煮炊きすると透明感を増して甘く柔らかくなるから不思議です。味噌との相性も素晴らしい。宮沢賢治の言っていた「すきとほつたほんたうのたべもの」って大根なんじゃないかというくらい、冬じゅう食べても飽きません。
(編集B)

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