【夫婦関係】人生の後半戦に入り、夫婦関係も岐路に……【5大家族問題・解決のヒント】

2018年12月27日
アラフィーが直面する「親の介護」「相続」「お墓の承継」「子どもとの関係」「夫婦のこれから」の5大悩みにフィーチャー。どう考え、どう行動すれば心が軽くなるのかをそれぞれの専門家がアドバイス。今回は、50代女性の不満のタネになったり、負担に感じたりしている「夫婦関係」についてお答え。

夫婦関係

「“卒婚”で、夫婦の役割をリセットしては?」――離婚カウンセラー・岡野あつこさん

物理的な距離をおくことで関係が改善することも
生まれ育った家族ではなく、自分が新たに築き上げた“今の家族”。それは、ある人と婚姻関係を結んだことに端を発している。その相手=夫は、家族を形成する要の存在!……のはずだけど、不満のタネになったり、負担に感じたりしているエクラ世代は、意外と多い。子どもの独立や夫の定年、親の介護などを機に、離婚という話も珍しくはない。

「結婚生活20年以上の夫婦の離婚を指す『熟年離婚』という言葉は、すっかり定着した感があります。ただ、離婚するのは想像以上に大変。精神的にも、経済的にもダメージは相当なものですよ」と、25年以上にわたって夫婦関係のカウンセリングに携わってきた岡野あつこさん。

「熟年離婚となれば、なおさら。DVや浮気など、許しがたい理由があれば別ですが、冷静に判断しないと、悲惨な結果を招きかねません」
かわりに岡野さんが提唱するのが、「卒婚」。籍は抜かず、夫婦の交流は保ちながら、別々に暮らすという新しい夫婦のかたちだ。

「私のサロンで独自調査したところ、熟年離婚をした妻が理由としてあげるのは、『夫が家事を手伝わない』『心のない言葉をいわれる』『感謝の言葉がない』といったもの。お互いを思いやり、コミュニケーションをとれば解決できそうですが、長年連れ添った夫婦なら、簡単にはいかない場合が多いでしょう。けれど、物理的な距離をおいて、夫婦という役割をリセットすれば、相手のありがたみがわかり、言動を改められるかもしれません。実際に卒婚をしたご夫婦の中には、『この状態が自分たちにとってベスト』だと継続するケースもあれば、数年間の卒婚の末、再び一緒に暮らしはじめるケースもあるんですよ」

 人生100年時代。子育てを終えたあと、夫婦だけで過ごす時間は、昔に比べてぐんと増えた。であれば、夫婦のあり方が変わるのも当然かも。「卒婚を、冷えきった関係ではなく、前向きな関係にするには、相手への配慮がポイント。卒婚を認め、受け入れてくれたことへの感謝の気持ちも、忘れずにもちたいですね」
教えてくれたのは……
おかの あつこ●カラットクラブ代表。最新刊『再婚で幸せになった人たちから学ぶ37のこと』(ごきげんビジネス出版)が好評。

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