<ステップ&ルール・伝え方>徹底解説! 親とモメない進め方【「実家」の片づけ問題】

親の同意が得られ、実行に移したとたん、親子で意見が分かれて衝突したり、親が機嫌を損ねて「片づけはやめる」と言い出したり……。そんなトラブルを回避する3つのステップを専門家が伝授。
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【STEP3】「PDCAサイクル」でリバウンド防止

実家の片づけは、一度やれば未来永劫OKというものではない。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(修正)という行動策定、「PDCAサイクル」を取り入れることで、快適な暮らしが続くように。
管理業務を円滑に進めるためのビジネス手法のひとつ、「PDCAサイクル」。これは、実家の片づけにも活用できるとか。

「親子だと、お互いに甘えが出て、それが衝突の原因になることも。でも、仕事のようにとらえれば、相手をリスペクトでき、客観的に判断したり、効率よく進めやすくなるだろうと思います」。計画を立て、実行し、そのやり方がうまくいっているかチェックし、問題点があれば修正する。これを繰り返せば、実家は常に安心・安全に暮らせる場所になるというわけだ。

「一度は成功した収納方法でも、親が年齢を重ねると、それが使いにくくなる場合もあります。なので、親の状況に合わせて、定期的に見直すように」。

片づけるときも言葉は言葉は大切! 親への言葉、いい換えレッスン

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「庭や外玄関など人目につく場所が荒れているときにいいがちですが、自分を主にしたいい方はNG。『壊れた鉢が置いてあると危ない』など、親を気遣ういい方に変えましょう」
いざ片づけはじめたら、親が抵抗。「そこで子供が腹を立てては、トラブルのもと。親はどうしたいのか、話を聞いてください。実家の片づけの主役は親だということを忘れずに」。
賞味期限切れの食品をとっておくのは、期限が見えていなかったり、「もったいない」という思いから。「それに寄り添ったうえで、『おなかを壊すのが心配』と思いやりを示して」。
「年をとると、どこにあるかわからなくなって同じ物を購入するケースも多々。それを指摘しても意味がないので、親に使いやすい物を選んでもらい、目立つ場所に置き場を設けて」
写真などを整理していると、思い出に浸って親の手が止まることも。「親を責めても、作業は前に進みません。『ひとまずまとめて、あとで選ぼう』と、箱や袋に保管するのが得策」。
「室内が乱雑だと、小言のひとつもいいたくなります。でも、この言葉は、親の老いを自覚させるだけ。親が抱く『もったいない』という気持ちや、安全面に訴えかけるのが○」

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