駅名が誘う、旅ごころ。

2019年3月10日
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まもなくJRグループのダイヤ改正。これにより駅名勢力図に、ある変化が訪れようとしています。

牛が似合う風景といえば、北海道。名称に「牛」を含む駅の数は、これまでJR北海道の6駅が業界単独トップでありました。しかし今回のダイヤ改正で初田牛(はったうし)駅が廃止されるため、3/16以降はJR東日本との同列1位になってしまうことに…。

行かなくちゃ。牛につられて根室本線、無人駅詣で。

というわけで初めて訪ねた駅はまあ想像通りでございましたが、この銘柄牛が並んでるような復路の券面、素晴らしいではありませんか✨ 道内の語尾が「ウシ」の地名はたいていアイヌ語起源です。初田牛の意味は諸説あり。美馬牛(びばうし)の「ウシ」には「〜が多い」という意味があって、「カラス貝が多いところ」だそう。

個人的に、日本一好きな「牛」のつく駅名は、青森県の「撫牛子(ないじょうし)」。這った(子)牛が子供に撫でられる、みたいな図式でもよかったのですけれど、当日中に関東へ戻って埼玉高速鉄道に行く都合で(写真5枚目)、空港に近い美馬牛駅を選びました。

なお、「牛」の字のある駅の「都道府県別」(※私鉄等含む)ランキングでは、ダイヤ改正後も北海道が5駅で単独1位です。それに続くのが、意外にも東京都の4駅。新宿区の「牛込」から派生した地下鉄2駅があるのが効いてますね。


このような券面上のお遊び旅は、色々可能です。かつては「半家(はげ)」→「増毛(ましけ)」、最近では「昭和」→「平成」が話題になりました。他にも、「和寒(わっさむ)」→「厚木」といったダジャレに邁進することも可能です。「鉄道に乗るのが好きなら、乗るだけ乗って、近くを観光してもよさそうなもの」というのは至極まっとうなご意見なのですが、「鉄道に乗る理由は何でもいいのだけれど、乗る目的も鉄道内で完結するのが最も望ましい」というのが愛好家の心理。

ただし、内田百閒先生も書かれた通り、「帰りは帰ると云ふ用事がある」もの。自宅最寄り駅に戻ること自体が義務的で、乗るほどに旅情が失せてゆくという切なき道のり。駅名からして「帰りたくなる我が家感」が漂っているところはないかしらんと、これを機会に一生懸命探しました。そうしたら…、見つかりました。

●駅家駅(えきやえき/福塩線・広島県)

もちろん語源は想像がつきますが、「駅が家」という主張を感じるではありませんか。漢字の並びも素晴らしく、左右対称という王道の美しさ。イントネーションの問題さえなければ、「駅や」「駅や駅」というセリフを使って、アボット&コステロの"Who's on first?"的な冗談も作れそうな潜在力を秘めています✨
(編集B)

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