『山本容子 -時の記憶-』展、開催中です!

2019年3月12日
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山本容子さんの作品を撮りたくなって…、行ってきました『THE GINZA SPACE』。

版面は小さくとも、本紙を縦に5枚連ね、螺旋状に並べた展示がインパクト大! 2年ぶりに魚眼レンズの登板です🐟 【写真1】

『わたしの時間旅行』と題された、全385作のこのシリーズ(2001~02年制作)。描かれているのは19世紀半ば以降、第二次大戦後の1960年ごろまで。産業革命や科学技術の発達で変わりゆく世界を「移動手段」や「旅」の視点で追いかけるとともに、重要な出来事、各時代を彩ったアーティストたちも登場します。平たくとらえると、命がけだった長距離旅が、近代化によってどんどん優雅な愉しみに変わっていった時代ですね。その相棒としてのユニークなトランクもちらほら。【写真2、3】

テクノロジーの進化と手作業が基本の芸術とでは特に関連がないようにも思えますが、鉄道網の発達と密接な関係にあった印象派、機械化そのものを信奉した未来派、インスピレーションの源が「地球規模」に広がったアール・デコのエキゾチシズム、アメリカの台頭と北大西洋航路の豪華客船など、人々の活動域の拡大ありきの「美」も多く登場しています。もちろん、マティスやクレーの北アフリカ行のように、画家自身が旅を通して開眼するケースも増えました。【写真4、5】

一方で、描かれている100年ほどの間に、世界が二度も大きな戦争を経験したことも忘れてはなりません。「移動手段」はもれなく過酷な戦場で使われ、皮肉なほどの進化を遂げてゆきました。いくつかの作品ではそうした負の歴史も捉えられています。【写真6、7】

5枚の和紙×77列からなる螺旋状の展示は時の流れを表すとともに、インスタレーション的な効果も発揮しており、後ろの壁に梢のような影が落ちているのが印象的でした。アトリエ再現スペースの、キャンバスから銅版への色の反映など、細かいところも見ていくと発見があって楽しめますよ。【写真8、9】

さて、実はこちらの銅版画のうち58作品が購入可能だそう(※APそのものではありません。各1点のみ先着順)。作品リストが用意されていますので、遠慮なくスタッフの方にお声がけください。

『山本容子展 ―時の記憶― 』
会期: ~4/14  11:00~19:00 
3/18のみ休廊 入場無料
会場:THE GINZA SPACE(東京都中央区銀座5の9の15 B2F)

(編集B)

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