【京都の最新美味】名店で腕を磨いた店主たちが手がけるトーストサンド&天むす

アラフィー御用達の美食の街・京都では、最新美味を味わえる新店が続々登場! おまかせのコースと一品料理をそろえる「悠々」と、天むすの専門店だったお店を、今や割烹としても営業している「喜多」をピックアップ。

1.「悠々」

名店で腕を磨いた店主が勝負するのは、一品料理!

金目鯛のきのこあんかけ
「金目鯛のきのこあんかけ」¥1,600。脂がのる金目鯛を焼き、秋が旬のきのこと冬に向けておいしくなるかぶらを合わせた10月の一品料理
さしみサンド
パン粉でコーティングするように軽く揚げた戻り鰹とみょうが、大葉、マヨネーズをはさんだ「さしみサンド」¥1,500
熊鍋
福井県産の熊肉とささがきごぼうをたっぷり加えた通好みの「熊鍋」¥5,000 
カウンター
上質な一品料理を目ざすカウンターの店
人気料理店『和久傳』の系列店で13年修業を積んだ下田哲也さんが、地下鉄北大路駅近くにカウンター8席のお店をオープン。ひとりで店を切り盛りしながら、おまかせのコースと一品料理をそろえている。「お好きなものを召し上がっていただきたいので力を入れているのは一品。食材の味をストレートに味わってもらう料理と、うちならではのアレンジがある料理をそろえています」。

チャレンジが感じられる料理の代表は、刺身のトーストサンド。秋は戻り鰹を使ってレア状態のフライにし、鯛ならば昆布締めに、イサキは皮目を炙って梅肉であえるなど、魚ごとの工夫がある。一方、ストレート路線の料理は旬の食材が主役。秋から冬にかけては脂がのる魚と地元の農園の根菜が続々と登場し、経験と機転をきかせた板前割烹の楽しさへと誘(いざな)ってくれる。
悠々
好みの料理を一品で楽しむ、和食を食べ慣れた地元の食通に人気
☎075・493・3373 京都市北区小山北上総町8 11:00~13:00(前日までに予約があった場合のみ営業)、18:00~21:00(LO) ㊡月曜 カウンター8席 予約がベター 昼のコース¥4,000~、夜のコース¥7,000~、一品料理¥1,000~

2.「喜多」

天むすから始めた店が、板前の臨場感あふれる夜も楽しめる店に

おひたしサラダ、しまあじのお造り
「おひたしサラダ」¥800、「しまあじのお造り」¥1,000。サラダはお客を待たせないように前もって仕込んでおいた野菜を盛り合わせた一品。焼きなす、小いも煮、れんこんチップなど
鱧の柳川
注文後、骨切りして調理する「鱧の柳川」¥1,600
カウンターに立つ北さん
昼夜ひとりでカウンターに立つ北さん。午前から天むすを販売し、昼はカウンター4席でイートイン可能
祇園の名割烹『ぎおん 阪川(さかがわ)』で10年修業を積み、最後は料理ひと通りを任されるまで腕を磨いた北聡仁(あきひと)さん。’17年8月に松原京極商店街に店を構え、まずは近所の人に知ってもらえるように気軽な天むすの専門店からスタート。数カ月後に常連客からの要望もあって割烹としても営業するようになり、夜は師匠ゆずりの実直な料理を気軽な一品で提供している。

なかでも野菜たっぷりのおひたしサラダや旬の魚で作る造りや焼き物はぜひ味わってほしい一品。「献立は20種類ほどですが、食材があれば品書きにない要望もできるかぎり応じます」と、柔軟に対応し、鱧ならば湯引きや焼き霜、フライなどを作り、日々の仕入れで献立を替えている。料理にも空間にも北さんの穏やかな人柄が感じられ、遠来のひとり客でもほっこり和める。
喜多
小さな表札を掲げる和菓子店のようなたたずまい
☎075・365・3636 京都市下京区松原通西洞院西入ル天神前町340 10:00~14:00(入店)、16:00~20:00(入店) 土曜10:00~20:00(入店) 日曜10:00~18:00(夜は予約があるときのみ営業) ㊡火曜 カウンター7席 予約がベター 昼の天むす1個¥250、だし巻¥300〜(持ち帰り可能) 夜の造り¥1,000~、肉炭火焼き100g ¥2,800~

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