“お正月ウィークのふだん時間”にピタリとはまる冬のロゼ【飲むんだったら、イケてるワイン】

お正月は日ごろちょっと躊躇してしまいそうな名醸ワインでお客様をおもてなし。けれど、三が日を過ぎてふと日常に戻る時間も出てくると、どんなワインを選べばいいのか迷う人も多いのでは? そんなときこそ、果実味豊かでクールな酸味をもつロゼ「クロ・クロンヴュ コルス・カルヴィ・ロゼ 2018」がぴったり。華やかな時間の余韻を残しつつ、ひとりのリラックスタイムに彩りを添えてくれる“イケてるワイン”をご紹介。

さりげないけど華がある年上のあの人。あなたがいてくれてよかった!

CLOS CULOMBU(コルス・カルヴィ・ロゼ)

クロ・クロンヴュ コルス・カルヴィ・ロゼ 2018

コルス・カルヴィ・ロゼ
お正月のワインは、それこそ花形スターぞろい。日ごろはちょっと躊躇してしまうような銘醸ワインを用意して、お客さまをおもてなし。けれど、三が日が過ぎたあとは、ふと日常に戻る時間もあって、そんなとき、どんなワインを選べばよいのか、迷う人も多いのではないだろうか。

実は、果実味豊かでクールな酸味をもつロゼこそ、“お正月ウイークのふだん時間”にピタリとはまる。華やかな時間の余韻を残しつつ、ひとりの時間をリフレッシュさせてくれるからだ。開けたのは、フランス・コルシカ島の「クロ・クロンヴュ コルス・カルヴィ・ロゼ2018」。オレンジがかったロゼ色が、新年の真新しい光と空気感に柔らかさを添えると“自分だけの小さなサンクチュアリ”のできあがり。造り手はエチェンヌ・スッツォーニ氏とそのファミリーで、コルシカ島でいち早くビオディナミに取り組み、洗練されたスタイルのワインを生み出している。

このロゼのすごさは、どんな料理をも包み込む包容力にある。鴨ロースや数の子、チーズなど、個性的な味を集めた急ごしらえのひと皿も優しく受け止め、味をランクアップさせてくれるのだ。「まさか、伊達巻にも合うとは!」と驚かされるほど。その統率力は、たとえれば“個性豊かな後輩女子をまとめるデキる女性リーダー”のよう。華やかで、どこか潔い冬のロゼは、ひとりのリラックスタイムに彩りを添えてくれる。
コルス・カルヴィ・ロゼ
ニエルッチョ、シャカレッロ、サンソーをブレンド。コルシカ島の在来品種で造られたフローラルでミネラル感豊かな辛口ロゼ。フレッシュな酸味が魅力。肉料理からフルーツタルトなどのスイーツまで、幅広くカバー。750㎖ ¥2,800/ラック・コーポレーション
教えてくれたのは……
あんざい きみこ●ファッション誌やワイン誌で料理やワイナリー、旅、お取り寄せなど幅広く執筆。海外のレストランやワイナリー取材も多数。著書に『葡萄酒物語』(小学館)。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ。
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