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認知症の親へ、こんなときどう対応したらいい?Q&A【親が“認知症”になってしまったら⑪】
エクラの読者アンケートで多かった親の認知症についての悩みや疑問をピックアップし、医療と介護のエキスパートがずばり回答! 参考にしながら、自分に合った対策を探ってみて。
介護の準備、今からやるべきことは?Q&A【親が“認知症”になってしまったら⑫】
教えてくれたのは…

在宅介護エキスパート 渋澤和世さん
Q1.在宅介護をするなら、事前にリフォームすべき?
A.リフォームは早まらず、親の状況に応じて行って
親が生活しやすく、また、家族が介護しやすいように、住まいを改善するのは大事なポイントのひとつ。「ただし、『在宅介護に備え、今のうちにリフォームを』と、早まるのは危険。数十万円かけてバスルームの入口を広げたり、段差を解消しても、親の状態によっては、介護サービスの訪問入浴やデイサービスなどの事業所に依頼したほうが安全ということもあります。なので、リフォームは、親の症状や状況に合わせて行うのが賢明。ただ、どんな状況でも、トイレや居室、浴室など、親が利用する個所のドアは引き戸にしておくのがおすすめ。車いすになっても出入りがしやすく、ケガの危険性が低くなります。また、浴室とトイレの手すりも、立ち上がりの介助や転倒防止になるので、つけておくと安心です」(渋澤さん)。
Q2.施設のスタッフの対応に不満が。ストレートに伝えて大丈夫?
A.クレームではなく、質問のかたちで聞くのが○
「不満があった場合は、遠慮せず声を上げてください。ただし、クレームではなく、質問のかたちがおすすめ。『こういうことがあったけれど、それは普通の介護方法ですか?』などと聞き、当人から納得いく回答がなければ、施設長など責任者に聞いてみてもよいと思います。なお、スタッフとは、日ごろからコミュニケーションをとっておくことも大切。『いつもありがとうございます』とあいさつし、面会はもちろん、施設のイベントにもなるべく参加してほしいですね。施設に寄り添い、親を大切にしていることが伝われば、スタッフの対応が変わることもあります」(渋澤さん)

Q3.介護にあたり、きょうだい間で話し合っておくことはある?
A.各自の役割や費用について具体的に決めると安心
「ひとりっ子なら、介護は“自分事”として考えていると思いますが、きょうだいがいると、『誰かがやるだろう』と、各自が楽観的に考えている可能性もあります。いざとなったときにもめないよう、早いうちに親の介護に関する会議を開いておきたいところ」。
そこで話し合うべきは、介護の方針と各自の役割、費用をどうするかなど。
「介護サービス事業者や病院との契約・対応の窓口になるキーパーソンは誰で、親の身体的サポートを行う主たる介護者は誰かを確認し、それぞれ、どのくらい時間を割け、どんなかたち(経済的援助、身体的介助など)で協力できるのか、なるべく具体的に話し合ってほしいですね。きょうだい間でもめたり、押しつけ合ったりすることもあるので、親は同席しないほうがベター。また、内容は、きちんと記録しておきましょう」(渋澤さん)。
Q4.親がしっかりしているうちにしておくべきことは?
A.食べ物の好き嫌いなども聞いておくと役立ちます
貯蓄や投資、年金額、保険関連は、通帳や保険証のありかとともに確認し、介護や延命治療の希望、お墓やお葬式、いざというときの連絡先などもリサーチを。「エンディングノートは、必要項目があらかじめ記載されているものも多いので、それを活用するのも手。『一緒にやろう』くらいの気軽さで促しては? 親が拒むなら、せめて、お金関連だけは、郵便物を定期的にチェックするなどして把握しておきましょう。いずれ子供が入出金を管理する可能性があるので、親がしっかりしているうちに、キャッシュカードや代理人用キャッシュカードを作成してもらうのもおすすめ。また、食べ物の好き嫌いや趣味なども聞いておくと、食欲がないときや、気分転換に連れ出す際などに役立ちます」(渋澤さん)。
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