変わりゆく大阪の鉄道風景。

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大阪の阪堺電車の路線が、ちょっとだけ短くなる――。その"ちょっと"がけっこうデカいと感じたため、見納めに。

2月1日付けで、大阪と堺を結ぶ阪堺線北端の「恵美須町駅」が100mほど南へ移ることになりました。1枚目の写真の左端から10mくらい先が旧駅のホーム端で、新駅は右端、車両の光跡の途切れるあたり。ここは短いながらも通天閣と一緒に撮れる区間だったので、列車の往来が無くなるのは残念です。また、旧駅ホームの夜の佇まいがまさに「ねぐら」という感じでよかったのでした。ちょっと薄暗いくらいが、廃レール再利用の上屋には合っています。

3、4枚目の近鉄の河内長野駅では、1月30日に「字幕式発車標」が引退しました。これは、昭和の車両の横についていた行先方向幕が駅の案内標になっているようなものですね。設置された1976年は、アントニオ猪木 vs モハメド・アリの「格闘技世界一決定戦」の年…。 確実に古い! 今まで長生きできたのは、日中はほぼ行き先固定で巻かれる回数が少なかったからだとか。そう考えますと、次発が同じ行き先だとしてもブンブン回転することもある「ソラリー式」(反転フラップのいわゆるパタパタ式)は、ものすごく贅沢な仕様なんですね。

なお、阪堺電車は併用軌道(=路面)あり専用軌道あり高架あり、しかも新世界から浜寺公園までわずか210円で行けて、ぷち乗り鉄には最高です✨ 
(編集B)
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