エルメスのスカーフで自分らしさを取り戻す【富岡佳子の「名品が私に教えてくれること。」vol.5】

モデル・富岡佳子さんのエクラ連載「名品が私に教えてくれること。」。第5回は「エルメスのスカーフ」にフォーカス。20代で初めて手にして以来、大きさや素材違いを少しずつ買い足し、さまざまな使い方を楽しみながら愛用してきたという富岡さん。ファッションも“映える”ものがもてはやされつつある昨今も、変わらずひたすら美しく心に刺さるものをつくり続けるエルメスの名品の魅力をご紹介。
エルメスのスカーフ
マイファーストエルメスはスカーフ。

20代で初めて手にして以来、大きさや素材違いを少しずつ買い足し、首に巻くのはもちろん、デニムのベルトにしたり手首やバッグのハンドルに巻いたりして、愛用してきました。

広げて柄を見ただけでは想像できないけれど、巻くとハッとし、そのよさがしみじみわかる。

巻き方によりさまざまな表情を見せてくれます。

今なら、改まった食事の席やお会いする相手に敬う気持ちを伝えたいとき、少しだけ華やかにしたいときなどに、男性のネクタイのような感覚でサッと首にあしらいたい。

とかく“映える”ものがもてはやされ、ファッションもその流れに迎合しがちな昨今。

ひたすら美しいものを、心に刺さるものをエルメスは変わらずにつくり続けています。

「私ももっと流れにのったほうがいいの?」と惑うたび、エルメスのブレのない真摯な姿勢に正され、「このままでいいのだ」と思いを改めます。

伝統を守り、ポリシーを変えずに、ほんの少しの遊び心を加えながら、常に進化を続ける。

守りながら変えていく……。

そんな姿勢をエルメスは教えてくれるのです。
エルメスのスカーフコーデの富岡佳子
まるで身にまとえるアート作品のような美しさで私たちを魅了しつづけ、常に進化を遂げるエルメスのスカーフ、カレ。最新アイテムとして発表されたのは、リバーシブルのタイプ。写真の“パウニー族の首長”は、両面にそれぞれ、同じデザインの色彩豊かなバージョンと、バンダナバージョンのプリントが施されている。一枚でエレガントとカジュアルと、まったく異なる表情を楽しめ、着こなしのアクセントとしても大活躍しそう。

シルクスカーフ「パウニー族の首長」(90×90㎝)¥69,000・ジャケット¥220,000・デニムパンツ¥161,000・靴¥103,000/エルメスジャポン(エルメス)

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