摘み立ての藍の生葉で染めた青に感動「大原工房」【センスあふれる京都・大原】

かつては、“昔ながら”のよさに価値を見出す人といえば職人や工芸作家だった。大原には、染物の糸の原料となる綿や染料の植物を育てるところから行う紡染織工房「大原工房」がある。草木染めの糸や布物を購入できるほか、さまざまな体験コースが受けられ、“昔ながら”の大原の魅力を実感する。

「大原工房」

大原の地で綿を育て、紡ぎ、大原の草木で染め、織るまでを一貫して行う工房。草木染めの糸や布物を購入できるほか、さまざまな体験コースが受けられ、今の時期は珍しい藍の生葉染めを体験できる。通常の藍染めとは染める工程もまったく違い、目の前の畑でとれたフレッシュな藍の葉と絹布を一緒にもみ込むようにして染めていく。染め上がると、みずみずしく透明感のあるブルーの美しさに魅了される。

大原工房

ここからさらに染め重ねれば、空色や浅葱色に。シルクのスカーフの生葉染め 約1時間、¥3,000(税込)~

藍の生葉染め

藍の生葉染めは、葉の収穫時期である7月から9月末ごろまで行われる。

草木染めの染織物

草木染めの染織物は色彩豊か。

大原工房

畑に囲まれたのどかな工房。

京都市左京区大原草生町327
☎075・744・3138 9:00~17:00
㊡水曜 http://www.ohara-koubou.net

  • とれたて野菜のほかにも楽しみ満載!「大原ふれあい朝市」【センスあふれる京都・大原】

    とれたて野菜のほかにも楽しみ満載!「大原ふれあい朝市」【センスあふれる京都・大原】

    肥沃な土壌、清冽な水、昼夜の寒暖差など、大原の地にはもともと農作物栽培に適した条件がそろっている。大原野菜がブランド化し、その名が知られるようになったきっかけは、20年前に始まった「大原ふれあい朝市」だろう。地元の生産者が集まって開く日曜朝市には、まだ夜も明けぬうちから料理人たちが詰めかけるようになり、その盛り上がりは京都人や食通の観光客にも広がりをみせている。

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