<松本千登世さんのクレンジング論>肌をシルクのように大切にすることで自分の肌が好きになる

「肌は、デニムではなくシルクだと知ること。きっと自分の肌が好きになる」と語る、美容ジャーナリスト・松本千登世さん。彼女が大切にしている「クレンジング論」を教えてもらいました。
松本千登世(まつもと ちとせ)

松本千登世(まつもと ちとせ)

航空会社の客室乗務員、広告代理店勤務を経て、出版社にて雑誌の編集作業に携わるようになる。現在は、フリーのエディターとして、鋭い審美眼と温かい視点で女性の魅力を分析し、世の女性にきれいになるヒントを発信。『いつも綺麗、じゃなくていい。50歳からの美人の「空気」のまといかた』(PHP研究所刊)、『美人に見える「空気」のつくり方/セルフケアで女(わたし)を磨く79のテクニック』(三笠書房刊)ほか著書多数。
松本千登世
「私が自分の肌を嫌いから好きになったのは、30歳を過ぎてからとだいぶ遅咲き。取材で出会ったスキンケアカウンセラーのかたから、『あなた、肌をデニムだと思って洗っているけれど、上質なシルクだとイメージしなさい。シルクなら、優しく押し洗いするでしょ』って、愛のあるお叱りを受けたのがきっかけ。以来、忙しいときでも、時間のなさに力の強さがかけ合わされないよう、洗うとき以外もなるべくていねいに、穏やかに。そんなふうに肌を扱うようになると、翌朝、1週間後、1カ月後と色も質感も肌がみるみる変わりました。でも、なにより変わったのは、大切なものを大切にするという“意識”。まずは、おざなりになりやすい、肌を傷めやすい“洗う”行為を、落としながら守り、与えるクレンジングでていねいに行うことから。洗濯の際におしゃれ着洗いだと洋服の着心地のよさが変わるように、洗い上がりの肌が格段に柔らかくなるんです」

松本流クレンジングポイント

松本流クレンジングポイント

目のきわ、小鼻わき、口角、下唇中央の真下などの凹み部分は、洗い忘れやすい個所だから指の腹でぬかりなく。実は、眉の中も洗い忘れが多いので注意を。

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