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座右に置きたい水玉模様。

座右に置きたい水玉模様。_1_1
自分で着ようとは思わないけれど、水玉は好きなほうです。

単純なパターンの中にも何か微妙な間合いのようなものがあって、好みの"描き手"のひとりは竹久夢二。『草の実』(大正4年初版、写真は復刻本)の表紙など、なんてことないようでいて味わい深く、ほどよくモダンで愛らしい。立派な名作と思います。

この人の洋風の絵や図案が持っている、ほのかに透き通った甘い砂糖菓子のような懐かしさは、未来の人たちにとっても永遠に懐かしいのでしょうか。

もうひとり水玉で思い当たるのは、北大路魯山人。規則的ではないものの、銀彩などに散らした色絵のドットや丸文は、ヨーヨー風船みたいにポップで心惹かれます。

年齢でいうと、魯山人が1883年生まれで夢二の1歳上と、ほぼ同世代。成長過程や芸術的な立脚地はずいぶん異なる二人ですが、作品に表れる"ほどよきモダンさ"は、彼らが吸っていた大正時代の空気が源なのかもしれません。

『草の実』の隣に置いたのは、赤白の水玉つながりで現代の備前の作家さんのぐいのみ。秋の夕べには、エスプレッソをすすりつつの読書もよろしいかと。
(編集B)

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