50代が働く理由。それは収入のためではなく…?

環境の変化に合わせて、しなやかに仕事をコントロールしてきたJマダムたち。アラフィーとなった今、どんな形で何のために働いている? Jマダムたちが行き着いた職業観とはいったい?
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新卒では正社員として企業の事務職に従事してきた人が多かったJマダムたち。50歳になった今現在の雇用形態は、どんなタイプが主流なのだろう。トップは「フリーランス」で19%。そして「正社員」(17%)、「パート・アルバイト」(15%)、「契約社員」(12%)、「自営業スタッフ」(10%)と続く。フルタイムで仕事最優先というより、自分や家族のための時間も大切にできるような柔軟な働き方をしている人が多いようだ。
一方で、「会社経営者・役員」という肩書をもつ人が8%も。専業主婦は12%いた。
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では、なんのために働くのかというと、「生きがい・やりがいを求めて」が38%でダントツ。続いて、「自由になるお金がほしい」という人も17%いた。そのほか、「人の役に立ちたい」「人間関係を広げたい」「自分の個性やキャリアを活かしたい」などの声が。どうやらJマダムたちが働くのは、生活のためにお金を稼ぐためというより、自分の人生を豊かにするためのようだ。
それを裏付けるのが、年収と仕事の満足度。自身の年収を聞くと「夫の扶養範囲内で」という人がもっとも多く30%、半数以上が300万円以下だった。そして、「今の仕事に満足している」という人が9割を超える。Jマダムたちは収入の高低に関係なく、今の仕事に十分魅力を感じているのだ。
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いったい、何を魅力に感じているのか? 今の仕事に「満足している」と答えた人に、その魅力を聞いたのが、上のグラフ。「やりがいがある」「個性やキャリアが活かせる」「通勤や就業時間がちょうどいい」などが上位に。Jマダムたちが仕事に求めるものと、今現在の雇用形態や仕事内容がみごとに一致している。
「自分や娘のためにアクセサリーを手作りしていたら、それが口コミで広まり、今はネット販売するまでに」(Wさん)「大好きなファッションの仕事についたばかり。フリーランスなのでまだ収入は安定しないけれど、毎日が楽しくて!」(Nさん)
正社員でなくてはいけないとか、高収入こそ成功者だとか、そんな型にはまった価値観はとっくに空の彼方へ。自分の個性を活かすことができ、それによって喜んでくれる人がいる。それこそが、仕事の醍醐味。人生経験が豊かなJマダムだからこそ行き着いた職業観だ。
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