藤原美智子さんが考える「私らしい顔」。50代、大人メイクの役割とは?

エクラ読者にとってずっと、メイクの、そして美しい生き方の先生だった藤原美智子さんが、今後はビューティ・ライフスタイルデザイナーとして活動を続けることに。そんな藤原さんに、50代からの「私らしい顔」とは何か、メイクの役割とは?について話しを伺った。
ヘア&メイク 藤原美智子さん

ヘア&メイク 藤原美智子さん

42年にわたりヘア&メイクアップアーティストとして活躍。独自のメイク理論とわかりやすいハウツー解説で、日本の女性の美を牽引。今後はビューティ・ライフスタイルデザイナーとして活動を続ける。

「50代のメイクとは、その人らしさをわかりやすく伝える手段」

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[藤原さん]トップス¥27,500・パンツ¥42,900/ドレスアンレーヴ(ワッカ)

ベーシックなメイクこそが「私らしさ」を引き立てる

50代になったら、女性の魅力は「いきいき感」につきると藤原美智子さん。「いきいきとした内面こそが『私らしさ』。その内面を外見と一致させ、わかりやすく伝えるのが大人メイクの役割です」。メイクした顔が仮面にならず、内面を反映すると、大人の女性は人生を前向きに歩んでいけるという。

「30代くらいまでは、流行を追いかけることが楽しいし、トレンドメイクが素敵に見える。けれど、年齢を重ねるほどに流行を追いかけすぎると不自然に。ベーシックなメイクのほうがきれいに見えるようになってきます。50代では流行2割、ベーシック8割がベストバランスなのではないかしら」

藤原さんが考えるベーシックなメイクとは、肌のノイズを消し、血色感のあるツヤ肌に見せること、眉、目、唇のパーツメイクではラインを強調すること、といたってシンプル。なぜ、そんなシンプルでベーシックなメイクが、50代の女性を輝かせるのだろうか。

「流行とは移り変わっていくもの。それに対して、ベーシックなメイクは変わらずノーブル。気高さは内面に直結しているので、自分にとっても他人にとっても心地いいのです」

うそ偽りのない自分を気高くさらけ出せるのが大人メイクの本懐

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ワンピース¥46,200/フィルム(ソブ) イヤリング¥748,000/カシケイ(TOMOKO KODERA)

気高く初々しいことがいつまでも輝き続ける秘訣

そもそも、「私らしさ」のカギである内面のいきいき感とはなんだろうか。「それはずばり、『私って、まだまだだわ』という気持ち。年齢を重ねるとこれもやった、あれも食べた、ここも行った、となんでも知った気になり、未来に夢がもてなくなるでしょう? 知らないことがあればあるほど謙遜の念が生まれ、初々しさが生まれるの。いきいき感のある人は決まって気高さと初々しさを兼ね備えています」。私らしい顔を見つけるには、知らないことを見つけることからだと藤原さん。

「内面が輝き、それに一致した外見=メイクをしている女性は、どんなシーンでも親切にしてもらえるもの。他人に優しくされると人はさらに輝きだします。別にメイクしない日があったっていいんです。そういう日とメイクをした日の落差をおもしろがるのも、大人のウィット(笑)」。若いときにはさらけ出せなかった内面を解放し、メイクの力を借りて私らしさに自信をもつ。年齢を重ねることの喜びを、またひとつ藤原さんに教えていただいた。

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