暮らしやすさを優先した住まいづくりを!“家事動線”を意識した自宅リフォーム

ライフスタイルに変化にあわせてリフォームをする人が多いアラフィー世代。今回は、心地よい暮らしをかなえるために、3年前にリフォームをした横山希世さんのお宅を拝見。

「家事動線がスムーズになり心にゆとりができました」

横山希世さん

横山希世さん

よこやま きよ●夫と専門学生、大学生の娘、中学生の息子、チワワのチャドと暮らす。保育園で働きながら、昨年は資格も取得。趣味の書道にも取り組み、毎日が忙しくも充実。

DATA

家族構成:夫(60代)・長女(専門学生)・次女(大学生)・長男(中学生)

延床面積:約175㎡

リフォーム費用と期間:階段・客間増設・バスルーム・洗面所。約1200万円(’19年)

外国人向け住宅を暮らしやすさ優先でリフォーム

横山さんは、夫と子供3人の5人家族。ひろびろと暮らせるようにと、8年前にマンションから外国人向けの一戸建てに住み替えた。吹き抜けの玄関ホールの真ん中に設置された優雅な階段、開口の大きなLDKなど、まるで外国映画で見るような住まい。でも、暮らすうちにライフスタイルの違いから生じる違和感が気になりはじめ、3年前に念願のリフォームを敢行。

「気になっていたのは家事動線の悪さとユニットのお風呂。子供の友人や私たちの親が泊まりにきたときの部屋がなかったことでした」と横山さん。

「特に回り込むような複雑な動線の階段は、朝バタバタしているときに本当に大変で。直線の動線にリフォームしたことで、すごく楽になりました。お風呂はそれまで湯ぶねの中でシャワーを浴びるユニットバスだったのですが、広く、ゆったりつかれるものに。客間は玄関ホールの吹き抜けを利用してひと部屋増やしました」。バスルームを広くしたことでダイニングは少し小さく、客間を増やしたことで吹き抜けはなくなったけれど、暮らしやすさは数倍に。

「こんなことできないんじゃないかな?ということもいってみたら意外にやっていただけたのがよかった」と横山さん。ひとつずつ欲しいイメージをかなえたリフォームだ。

<Before>

Before

<After>

玄関を入ってすぐ、Y字に設置 されていた階段が、動線的に使い づらかったそう。

玄関を入ってすぐ、Y字に設置されていた階段が、動線的に使いづらかったそう。リフォーム後は、数段上がってから直線に延びる階段に替え、慌ただしい朝も格段に動きやすく。玄関ホールも広く使えるようになった

2階の階段 上。左に見えるのが吹き抜けに増 設した客間

2階の階段上。左に見えるのが吹き抜けに増設した客間

客間はほかとイン テリアの雰囲気をちょっと変えて グリーンの壁紙に。

客間はほかとインテリアの雰囲気をちょっと変えてグリーンの壁紙に。「子供の友人がたくさん泊まりにきて、合宿所みたいになるんです。以前はリビングに雑魚寝(ね)状態だったので、小さくてもいいので客間が欲しかった」。ひと部屋あることで心にもゆとりが

<Before>

リフォーム前

<After>

リフォーム前、海外仕様のバスルームは湯ぶね と洗い場が一緒だった

リフォーム前、海外仕様のバスルームは湯ぶねと洗い場が一緒だった。念願のひろびろとした浴槽と洗い場のあるバスルームへ

洗濯機と乾燥 機の置き場がダイニングの一画にあったため、バ スルーム横に洗濯室を増設

洗濯機と乾燥機の置き場がダイニングの一画にあったため、バスルーム横に洗濯室を増設

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