常にファッション情報を交換しあう俳優・板谷由夏とスタイリスト・伊藤美佐季のファッショントーク。辛口派を自認するふたりがマニッシュさの中に大人の色香を漂わせるサンローランの世界観を語る。
vol.6 SAINT LAURENT
’90年代を想起させる重厚感あるツイードジャケットが主役のルック。構築的なショルダーラインが印象的だ。柔らかなブラウスと透け感のあるレーススカートを合わせることで、力強いテーラリングにフェミニンなエッセンスをプラス。「マスキュリンとセンシュアルのバランスが絶妙です」と板谷さん。
ジャケット¥815,100・ブラウス¥446,600・スカート¥388,300・チェーンベルト(参考商品)/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)
大人がサンローランにときめく理由
誕生60周年を迎えるタキシードジャケット「ル・スモーキング」をはじめ、多くのジャケットルックを提案した今季のサンローラン。
クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロは、ツイードなどの構築的なジャケットにレースをコーディネートし、相反する要素を巧みに重ね合わせることで、新たなフェミニニティを描き出した。
「今回3パターンのジャケットを着用しましたが、いずれも存在感あるショルダーラインがとても印象的でした。まとうだけで自信をもらえるサンローランのジャケットは、やはりスペシャルな存在だと実感しました」(板谷)。
「ジャケットを自分のものとして着こなせるようになれば大人だと常々思っています。肩の張ったゆったりめの今季のジャケットは着やすさの面からも注目。自分らしい一着に出会える予感が。インナーにレースを合わせたルックは新鮮で、大人のジャケットスタイリングの参考になるはず」(伊藤)。
’02年に一世を風靡したバッグ「モンバサ」は、動物の角を模したハンドルやムーンシェイプが特徴。今年春コレクションでリバイバルを果たし、秋コレクションはさらに新作がローンチされ話題に。新作はふだん使いしやすいミディアムサイズ。「キャラメルコニャックのスエード素材が秋冬の装いのアクセントに最適です」と伊藤さん。
バッグ「モンバサ ミディアム」(縦40×横33×マチ3cm)¥654,500/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)
サンローランのアイコンである「ル・スモーキング」タキシードを現代的に再解釈したルック。ブランドのヘリテージを継承するシャープなテーラリングに、しなやかなシルエットとフェミニンなニュアンスを融合。アンソニー・ヴァカレロならではのモダンなエレガンスが実感でき、板谷さんもお気に入りのコーディネートだ。
ジャケット¥641,300・シャツ¥180,400・パンツ¥233,200・ネクタイ¥42,900/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)
今年挑戦したい、タキシードジャケットに
ネクタイがポイントのルック。
いかにもサンローランらしく、潔く美しい!
──板谷由夏
ジャケット×バミューダパンツもこの秋注目のスタイリングだ。ビッグシルエットのジャケットにはレースキャミソールを合わせるのが今季のおすすめ。「センシュアルなムードを漂わせながらもハンサムで、かわいらしくもある。そんな魅力的な女性像に近づけます」と伊藤さん。
ジャケット¥601,700・キャミソール¥388,300・パンツ¥253,000・ベルト¥79,200・靴¥368,500(参考価格)・ピアス¥153,000・バングル¥275,000/サンローラン クライアントサービス(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ)
そもそもぶれないところが魅力のサンローラン。
マニッシュを極めることで、
逆に女らしさを感じさせる・・・・・・さすがです!
──伊藤美佐季
Profile
板谷由夏
いたや ゆか●俳優。今年も数々の映画やドラマに出演。ファッションブランドSINMEではディレクターも務める。
伊藤美佐季
いとう みさき●スタイリスト。俳優からの指名も多い。著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』も人気!
photography:Mitsuo Okamoto hair:Koichi Nishimura(VOW-VOW) make-up:Tomohiro Muramatsu styling:Misaki Ito model:Yuka Itaya edit& text:Tomoko Ohno ※エクラ2026年10月号掲載