働く場面で、冬のコートは単なる防寒着ではない。袖を通した瞬間、背すじが伸び、いつもの自分に確かな自信をくれる――だからこそ上質なものをコンスタントに新調したい。日々を軽やかに支え、大人の品格まで映し出す、旬でありながら5年以上は楽しめる12 枚の名品コートを厳選した。
CELINE
しなやかな強さをまとい今日の私を更新する
服を着て、スタイルを決めることは、一日の流れや歩き方、感じ方まで変える。アーティスティックディレクター・マイケル・ライダー氏の思いを体現するかのような美しいコート。上質なウールを贅沢に使ったダブルブレストのロングコートは、マスキュランな仕立てのよさと、しなやかに流れるシルエットが魅力。しなやかなビッグショルダーは、さらりとはおるだけでかっこよくスタイルが決まる。ベージュに宿る静かな存在感に、働く大人の自信を託したい。「セリーヌ」ならではの長く愛せる一着。
コート¥902,000・ニット¥242,000・パンツ¥258,500・ピアス¥56,100・ネックレス¥69,300・バッグ¥511,500・靴¥209,000(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ)
BALENCIAGA
現在進行形のエレガンス。新しい女性像を醸し出す一枚
最上コートを求めるなら、今注目の新生「バレンシアガ」はいかが? クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、メゾンのアーカイブへの敬意と現代のエレガンスが響き合う、新しい女性像を提案。その象徴ともいえるのが、体をふんわりと包み込むコクーンシルエットのドレスコートだ。バイアス使いや背面に大きく入ったタックなど緻密で構築的でありながら、全身はどこまでも優美。大胆なボリュームと端正なフォルムが、着る人の所作まで美しく見せてくれる。後々レジェンドになりそうなルックは、時代を超えて私達に寄り添ってくれそう。投資価値大。
コート¥1,090,100・イヤカフ¥62,700・バッグ¥487,500・靴¥215,600/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)
BOSS
「纏(まと)う」という言葉が似合う堂々とした優雅なダークブラウン
働く女性の新定番ブランド「ボス」は、コートも優秀。共地のストールつきで、中に何を着ていても着映えるうえ、暖かい。そして深いブラウンは、旬の空気をまといつつ、仕事の場面でも堅実さと信頼感を後押ししてくれる。表情豊かな毛足の長い生地が、肌を美しく飾り、大人の余裕を醸し出す。
コート¥150,700・パンツ¥66,000/ヒューゴ ボス ジャパン(ボス) ピアス¥523,600・バングル(手の甲側から)¥1,888,700〜・¥1,243,000〜・リング¥907,500〜/フォッぺ ジャパン(フォッぺ) バッグ¥330,000/ジミー チュウ 靴¥169,400/ブルーベル・ジャパン[ファッション事業本部](マノロ ブラニク)
BURBERRY
オールホワイトに、小さなチェック。働く場面に、洗練された存在感を
冬の街にひときわ映える、ピュアな白のトレンチコート。カシミヤ100%ならではのとろけるような質感と美しいツヤが、正統なトレンチのたたずまいをこのうえなくリュクスに昇華させる。ベーシックを知りつくしたエグゼクティブだからこそ似合う、贅沢な白。襟裏の「バーバリー」チェックがひそかなチャームポイントに。冬のおしゃれを明るく、ドラマティックに一新してくれそう。
コート¥630,300・バッグ¥289,300/バーバリー・ジャパン(バーバリー) ピアス¥781,000・ブレスレット¥2,079,000・リング(右手)¥385,000・(左手)¥2,277,000/ポメラート クライアントサービス(ポメラート) 傘/私物
AURALEE
上質素材のライムイエローが働くシーンをポジティブに彩る
生地のよさを極めて洗練された日常着に落とし込む「オーラリー」。何年たっても美しいと、コートの評判も高い。日本人に合うライムカラーと、縦長のノーカラーは、顔をフレッシュにはつらつと見せてくれる。現代のエグゼクティブに求められる、親しみやすさや明るさを体現してくれるコート。
コート¥242,000・パンツ¥44,000/オーラリー ブラウス(ボウタイつき)¥33,000/エストネーション イヤカフ¥576,400・ピアス(片耳)¥387,200・リング(人さし指)¥536,800・(中指)¥536,800/レポシ日本橋三越本店(レポシ) バッグ¥346,500/ジャンヴィト ロッシ ジャパン カスタマーサービス(ジャンヴィト ロッシ) 靴¥169,400/ブルーベル・ジャパン[ファッション事業本部](マノロ ブラニク)
TAE ASHIDA
軽くて着やすいのに、美しい。エグゼクティブのためのコート
デザイナー自らNEOエグゼクティブを体現する「タエアシダ」のコートには、実用性の高さと圧倒的な品格がある。ボンディング生地は軽く動きやすいうえ、美しいシルエットをいつでもキープしてくれる。ともすると重くなる冬の黒だが、切りっぱなしのラインが全身をリズミカルに仕上げてくれる。一枚で様になる完成度の高い逸品は、会食から出張まで幅広く活躍しそう。
コート¥297,000・ブラウス¥149,600/ジュンアシダ(タエアシダ) ピアス¥510,400/TASAKI 靴¥141,900/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
頼れるブランドから、新名品コート6選
信頼のブランドから、旬でありながら長く愛用できるタイムレスなコートをピックアップ。今年は大きめな襟がおすすめ!
unbilanc
深みのあるブラウンのロングコートは、ゆったりとしたシルエットと大きな襟が生む、堂々としたたたずまいが魅力。共布ベルトをきゅっと結べば、しなやかなメリハリが加わり凛とした印象に。ウール54%×カシミヤ46%でこのうえなくリッチ、そしてグレーの裏地もおしゃれ。表情豊かなグレーストールやゼブラ柄のバッグとの組み合わせで、シックな大人の余裕を醸し出して。
コート¥198,000/アンビラン ストール¥64,900/アイネックス(アソース メレ) バッグ¥336,600/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン(ロジェ ヴィヴィエ)
Paul Stuart
淡いブルーの清潔感が、着こなしに知的な華やぎを添える一着。ゆったりとした襟と流れるようなシルエットが、「ポール・スチュアート」らしい上質感を物語る。絶妙な丈感で、ワイドパンツやロングスカートともバランスがよく、黒、紺やグレーなど定番カラーとも相性がいい。ブルー×ブラウンのスカーフを仕上げに。
コート¥121,000(ポール・スチュアート)・スカーフ¥29,700(マッキントッシュ ロンドン)/以上SANYO SHOKAI メガネ¥52,800/アイヴァン 東京ギャラリー(E5 アイヴァン)
SCEARN
着物を思わせるワイドスリーブと、アシンメトリーに重なる襟もとが、豊かな表情を描き出す。削ぎ落とした黒だからこそ、きわだつモダンな造形美。レセプションや会食などの働くハレの日の装いや、感度の高い場所でも、揺るぎない自信と洗練をもたらしてくれるコート。モードな大ぶりシルバージュエリーからクラシカルなワンハンドルバッグまで、テイストを問わず受け止める包容力も。
コート¥308,000/セアン青山(セアン) バッグ¥596,200/モワナ 伊勢丹新宿店(モワナ) ネックレス¥599,500・バングル¥196,900/ホアキン・ベラオ
PESERICO
イタリアの上質なものづくりを受け継ぐ「ぺセリコ」のコートは、裏地も表地もとにかく肌ざわりがいい。すっきりとしたジップアップに、ラメ入りニットのスタンドカラーを配した軽やかなデザイン。まろやかなエクリュカラーは、ボルドーのバッグとなら快活な冬の仕事スタイルに、ワントーンでまとめれば上品な週末カジュアルにと、冬に大活躍すること間違いなし。
コート¥365,200/ウールン商会(ペセリコ) バッグ¥383,900/トッズ・ジャパン(トッズ) 靴¥378,400/ブルーベル・ジャパン[ファッション事業本部](マノロ ブラニク)
MACKINTOSH LONDON
体のラインにすっと寄り添うジャストサイズで仕立てられた「マッキントッシュ ロンドン」のベルテッドコート。大きなラペルが顔まわりをきりっと見せ、ベルトを結べば女性らしいメリハリも生まれる。ロングパールを合わせても絵になる、揺るぎない品格を備えたタイムレスな一着。足もとはローファーを合わせて、モダンクラシカルな全身を楽しんで。
コート¥143,000/SANYO SHOKAI(マッキントッシュ ロンドン) ネックレス(短)¥627,000・(長)¥1,980,000/TASAKI 靴¥119,900/トッズ・ジャパン(トッズ)
ebure
しなやかな素材のキャメルコートは、美しいドレープを描き、肌ざわりもよく、内外ともに優美。大きく立ち上がる襟もとは、開ければテーラード風、閉じればスタンドカラーと表情豊か。シルバーのボタンとフードが、ロング丈コートのモダンなアクセントに。レザーグローブや起毛感のあるアニマル柄の靴で、全身に奥行きを。
コート¥187,000/リトルリーグ インク(エブール) サングラス¥47,300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) 手袋¥24,200/アマン(アルポ) 靴¥158,400/セルジオ ロッシ ジャパン カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
●NEOエグゼスタイルとは?
ふわりと時代の風にのって、自分軸でたおやかに働く「新しい(=NEO)エグゼクティブ」のための新しいワーキングスタイル
撮影/長山一樹(S-14/人物) 渡辺修身(静物) ヘア/Tetsuya Yamakata for TEKOTE(SIGNO) メイク/ANNA(S-14) スタイリスト/福田亜矢子 モデル/土屋巴瑞季 取材・原文/本誌編集部 撮影協力/埼玉県立歴史と民俗の博物館