そう話すWさんが、今年の夏のインテリアコーナーを紹介してくれた。海を連想する灯台と帆船のオブジェ、そして貝殻。その上の壁には、鮮やかな色彩の南国フルーツの絵が。この絵があることで、真っ白な壁のままより雰囲気がやわらぎ、肩の力が抜けたような解放感と夏らしい活気が伝わってくる。
「この木製の灯台と船のオブジェはとても好きなのですが、これだけだと色合いが控えめでちょっと地味。涼しそうではあるけれど夏のワクワク感が物足りない気がしたので、ハワイアンフェアで手に入れたビタミンカラーの絵を加えてみました。ちょっととぼけた感じの陽気さが気に入っています」
ただ好きなものを所かまわず飾るのではなく、少し引いて空間をとらえ、オブジェと壁面飾りの絶妙な好バランスを探り出す。さすがインテリア上級者、Jマダムの暮らしの知恵がここにも活かされている。