40代の中ごろから薄毛・抜け毛に悩み始めた小田。57歳の今、40代のようにドッと抜けることは減ったものの、ジワジワと薄毛・抜け毛が進んでいって、焦りを感じる日々。なんとか薄毛、抜け毛をくい止め、髪のことを気にしなくていいくらいに増えないものだろうか…。今回、東京・中野で育毛サロンを経営し、発毛実績を上げているという小林弘子さんの噂を聞きつけ、さっそく取材に。すると、ふだんよかれと思って行っているヘアケアに、たくさんの勘違いと間違いが!同じお悩みをお持ちの方、ぜひご一読ください。
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女性ホルモンの減少より“ネガティブ思考”が薄毛&抜け毛の原因に!?
うねり、白髪など髪の問題が多発する50代。しかし、私、美容ジャーナリスト・小田ユイコがもっとも気になる髪悩みは、なんといっても「薄毛・抜け毛」です。
髪がドッと抜けて薄くなり、ロングヘアを維持できなくなったのが40代半ば。波はあるものの、その後も徐々に目減りし、額の生え際がだんだん後退してくるとともに、分け目が目立ってきて……。これからもどんどん薄く、減っていくのかと思うとゾッとするし、かといってこれといった打開策も見つからなくて。薄毛、抜け毛の原因はやっぱり更年期によるもの?
「更年期の影響は少なからずあると思います。ただ、女性ホルモンの減少が薄毛、抜け毛に直結しているというよりは、更年期による体調やメンタルの変動が髪に影響していると考えて」と小林弘子さん。
「特にストレスは髪に大きく影響。更年期になると、幸せホルモンと言われるセロトニンが減ってきます。すると『こんなに抜けたから、もうダメだ』とか『目立ってきた分け目を人が見ているのではないか』とネガティブ思考に。そんながっかりや自分へのダメ出しがストレスを生み、血流が悪くなって発毛、育毛の妨げになっている可能性が。」(小林さん、以下同)
毛根は死滅せず! 何歳からでも髪は再生が可能
マイナス思考が薄毛、抜け毛を招いていたなんて!驚きです。
「大丈夫! 髪は抜けても、毛穴が死んでしまうことはほどんどなく、状況さえととのえば必ずまた生えてきます。実際、80代になっても毛根が完全に閉じてしまうことは、めったにないのです。薄毛の人でも、よーく見ると産毛のような髪が生えているもの。なんらかの原因で細くなり、抜けやすくなっているだけなのです。
抜け毛が気になったときも、抜けてしまった髪の数など数えずにさっさと捨て、『髪は抜けたけれど、次に生えてくる髪が太くしっかり、抜けにくくなるようにしよう』と考えてみて。実際細くて短い毛が抜けてしまうのは、次にしっかりと太い毛が生えてくるチャンスなんですよ」
まずは思考のリセットが大事だということなんですね。「抜け毛がチャンス」だなんて、フツフツと勇気が湧いてきます!
「これまで美しさを維持してきた50代の女性に、思いつめて一人で悩んでしまっている人が多いんです。今からでも育毛のためにできること、たくさんありますので。それをひとつずつ実践していけば、なんらかの手応えはつかめるはずですよ。」
日々のシャンプーやブラッシングで抜けた髪を見つめていると、胸を締めつけるような悲しみが。そんなときは思考をリセットして「次の発毛、育毛のチャンス!」ととらえよう。
「薄毛、抜け毛は遺伝」に振り回されない!日々のケアや生活習慣を見直して
これからは薄毛、抜け毛に目を背けず、ぜひ前向きにケアしたいところですが、薄毛、抜け毛が遺伝だった場合、ある程度限界があるのでしょうか?
「男性ホルモン(テストステロン)と還元酵素(5αリダクターゼ)が結びつくと脱毛ホルモンが生成され、髪が細くなり、短命になるのは事実。男性ホルモンの活発さと還元酵素の量は、確かに遺伝しやすいのですが、その遺伝子を持っていても100%薄毛にはなりません。
それよりも、先ほどお話したストレスと、生活習慣や日々のシャンプーなどお手入れ方法のほうが薄毛、抜け毛に影響しています。遺伝に振り回されないで! と声を大にして言いたい」
「また胃腸が弱い遺伝子を持っていれば、栄養をうまく吸収できず頭皮に栄養が回らなくて薄毛、抜け毛になる可能性が。目に負担がかかりやすい遺伝子を持っていれば、頭皮が凝りやすく、やはり薄毛、抜け毛に。こういった遺伝がもたらす髪への影響も、栄養バランスと消化吸収のいい食事を工夫したり、目の疲れをこまめに取ることで防止できます」
思考のリセットもそうですが、自分の心やカラダの陥りがちなクセをケアすることが、薄毛、抜け毛の予防につながるなんて、目からウロコです!
育毛とは、髪1本1本を“強く太く”すること!
髪がフサフサになるとは、髪の本数が増えること?
「いえ、髪1本1本を太くすることなんです。髪が薄くなり、地肌が目立ってくるのは、髪1本1本が細くなりボリュームがなくなるから。太い髪は成長期が長く、留まる年数も長いですが、細い髪は成長期が短く、抜けやすいのです」
「髪1本1本はそれぞれ成長期、退行期、休止期を繰り返していますが、成長期のとき、毛穴の奥にいる毛乳頭にしっかりと血液をめぐらせて栄養を届け、毛母細胞の分裂を促すことで、髪はしっかり太く、そして長く成長します。通常だと成長期は5~6年、太い髪だと7~10年に及びます」
「太くてしっかりとした髪は抜けにくく、5年、7年、10年と長く留まるので、そういう髪が増えれば、結果髪全体の本数も増え、ボリュームアップします」
そういえば、抜けた髪をみると細くて短い! 成長期に十分栄養が足りていなかったということ?
「そうなんです。細い髪の寿命は3年ほどで、半年から1年で抜けてしまうことも。抜け毛を見ると、生えた時期にどんな生活を送っていたかがわかります」
今日のお手入れ、食べたもの、メンタルが数年後の髪をつくる
髪はカラダ、心、生活習慣、食べていたもの、お手入れ法の「成績表」だと分かった今回の取材。これらを今変えれば、1年後、3年後、10年後の髪が1本1本太く、しっかりとして、結果フサフサも夢じゃない!
vol.2では、実は薄毛、抜け毛に多大な影響を及ぼしているお手入れ法の正解を小林弘子先生に教えていただきます。髪に良かれと思って毎日行っていたことの中に、実は薄毛、抜け毛を招いていることが多々あり、驚きの連続。
ぜひご覧いただき、50代からのフサフサ復活をともに目指しましょう!