髪がドッと抜けて薄くなり、ロングヘアを維持できなくなったのが40代半ば。波はあるものの、その後も徐々に目減りし、額の生え際がだんだん後退してくるとともに、分け目が目立ってきて……。これからもどんどん薄く、減っていくのかと思うとゾッとするし、かといってこれといった打開策も見つからなくて。薄毛、抜け毛の原因はやっぱり更年期によるもの?
「更年期の影響は少なからずあると思います。ただ、女性ホルモンの減少が薄毛、抜け毛に直結しているというよりは、更年期による体調やメンタルの変動が髪に影響していると考えて」と小林弘子さん。
「特にストレスは髪に大きく影響。更年期になると、幸せホルモンと言われるセロトニンが減ってきます。すると『こんなに抜けたから、もうダメだ』とか『目立ってきた分け目を人が見ているのではないか』とネガティブ思考に。そんながっかりや自分へのダメ出しがストレスを生み、血流が悪くなって発毛、育毛の妨げになっている可能性が。」(小林さん、以下同)