【大人の再会レストランまとめ】会話も盛り上がる!今話題の美味店21選
今、東京は世界の中でも一番盛り上がっている美食都市。久々に会う友だちとの会食がより楽しい時間になる、美味、空間、もてなしがある21軒をご紹介。
-
【目次】
- Il Ristorante- Niko Romito《イル・リストランテ ニコ・ロミート》
- SUSHI HŌSEKIKENJI GYOTEN《すし ほうせき‐けんじ ぎょうてん》
- BEIGE ALAIN DUCASSE TOKOYO《ベージュ アラン・デュカス 東京》
- SÉZANNE《セザン》
- Arva《アルヴァ》
- élan《エラン》
- The Jade Room + Garden Terrace《ジェイド ルーム + ガーデン テラス》
- Scarpetta Tokyo《スカルペッタ東京》
- SPICE LAB TOKYO《スパイスラボトーキョー》
- ADI《アディ》
- リストランテ濱﨑
- Convivio《コンヴィヴィオ》
- L’ÉTERRE《レテール》
- Tullio《トゥリオ》
- Cellar Fête《セラフェ》
- 麻布 勇《アザブ ユン》
- YAUMAY《ヤウメイ》
- 爛缶《らんぷ》
- N’onaka《ノナカ》
- ta.bacco《タバッコ》
- irréelbis 自由が丘《イレールビス ジユウガオカ》
Il Ristorante- Niko Romito《イル・リストランテ ニコ・ロミート》
ジュエラーの世界観を五感で味わえる贅沢な世界
’23年に入り、東京を最も華やがせたニュースが「ブルガリ ホテル 東京」の開業だろう。ディテールまで意匠が凝らされた、まがうことなき洗練。その世界観に最短距離でアクセスするならば、イタリアンダイニング『イル・リストランテ ニコ・ロミート』を予約したい。
日本の木造社寺を思い起こさせるアーチ状の天井に、イタリアのクラフツマンシップが生み出した手吹きガラスのペンダントライト。壮麗でいて、サフランカラーが基調のぬくもりあふれる空間だ。
料理は、イタリア中部・アブルッツォ州にあるリストランテ『レアーレ』で三ツ星に輝くニコ・ロミートシェフが監修。トルテッリのような手打ちパスタなど各地の郷土料理を、独自の創造性と哲学でコンテンポラリーなひと皿へ。日本の食材を得て、さらに独自の進化を遂げている。
「ジノリ 1735」をはじめ、テーブルウエアもため息ものの美しさ。五感に触れるすべてが、極上の本物。感性が磨かれる食体験が待つ。
’70年代に発表された「マウント・フジ ブローチ」が、ホテルのシンボルとしてロビーに展示されている
陶器は「ジノリ 1735」、「ブルガリ」ロゴが刻まれたカトラリー、「サルヴィアーティ社」のムラーノガラスのグラス類など、卓上にもイタリアの美があふれる
「自家製トルテッリ パンツァネッラ風味ブッラータクリームとバジル」。¥12,000ランチコースと¥25,000ディナーコースに含まれる。アラカルトも
「和牛フィレ肉のタリアータ ローズマリー風味」。¥25,000ディナーコースに含まれる。アラカルトも
「リコッタチーズのジェラート バルサミコとチェリーのコンポート」¥16,000のランチ&ディナーコースより
デザインはイタリアの著名な建築設計事務所「ACPVアーキテクツ アントニオ・チッテリオ・パトリシア・ヴィエル」による。窓の外には東京のランドスケープが広がる。テラスも34席
Data
東京都中央区八重洲2の2の1ブルガリ ホテル 東京40F
☎03・6262・6624(レストラン予約)
ランチ12:00~14:30LO ディナー18:00~21:00 LO
無休
コース昼¥12,000~、夜¥16,000〜
屋内62席、テラス34席
SUSHI HŌSEKIKENJI GYOTEN《すし ほうせき‐けんじ ぎょうてん》
ミシュラン三ツ星鮨店が監修。オーダーメイドの和の食体験
「ブルガリ」ブランドのDNAにちなんだ「宝石」の名を冠する「ブルガリ ホテル 東京」の鮨店。福岡でミシュラン三ツ星を獲得した『鮨行天』の行天健二氏が監修を務め、本店同様、日本各地のとびきりの食材を用い、板前がオーダーメイドで作り上げる「おまかせ」コースを提供する。
カウンター8席のみの伝統的かつエクスクルーシブな空間で、「フォンタナアルテ」のペンダントライトの明かりも美しい。選びぬかれた日本酒、ソムリエがセレクトする希少なワインもそろえ、美味と美酒、空間の三位一体がかなえる和のもてなしを世界に伝える。
日本の伝統的な建築様式と、大理石の床などに象徴されるイタリアンデザインが開放感ある空間で融合する
暖簾(のれん)越しに見る店内。窓が大きく、昼間は光も美しい
京都の由緒ある庭園をモデルに造られた枯山水の眺めが楽しめる。地上40階であることを忘れそう
鯵。ねぎの香味を添えて
鮪のトロ。この日は長崎産
小肌。『鮨 行天』特有のアーチの形状が映える。つけ台は、わずかな傾斜をつけ、握り鮨が一番美しく見えるよう計算されている
金目鯛。握り鮨はすべておまかせコースの一例
日本酒はすべて、機能にすぐれ、芸術性も高い行天氏セレクトの酒椀で供される
Data
東京都中央区八重洲2の2の1ブルガリ ホテル 東京40F
☎03・6262・6624(レストラン予約)
ランチ12:00~14:00(火・金・土曜のみ) ディナー18:00~20:00、20:30~22:30(2部制、一斉スタート)
定休日:日・水曜
コース昼¥32,000、夜¥45,000 8席
BEIGE ALAIN DUCASSE TOKOYO《ベージュ アラン・デュカス 東京》
職人のエスプリが息づく優美な空間。屋上バーも生まれ変わり、魅力が増す
シャネル銀座ビルディングにオープンしたのが19年前。東京で最もシックなレストランとして定評を得てきたが、この春のリニューアルでさらに魅力が増した。
レストラン専用の入口から10階へ上れば、まずラウンジでひと息タイム。一歩足を踏み入れると圧倒的な存在感のアート作品に目を奪われる。シャネルを支える職人たちの働く手をとらえた写真は、料理もまた職人の技によって形作られていることを想像させてくれる。今春、総料理長に就任した上岡彰彦シェフも、「料理はまず素材との対話から始まる」と、確固たる料理哲学を貫く職人気質だ。
どのお皿も満足感がしっかりあって、しかも食後感が軽い。野菜や魚介類が多く、素材の味を十分に引き出しているため、余分な調味料や油脂分を使わないからだろう。食前食後のお楽しみは、屋上テラスの新生シャンパーニュバーへ。夕暮れに、あるいはきらめく星の下、シャンパーニュのカクテルが気分を最高潮に上げてくれる。
刺繡の工房アトリエモンテックスで撮影された作品がラウンジに
「オマール海老 ジャガイモとグリーンピースのニョッキ」ディナー¥25,000のコースから
「ニュージーランド産仔羊のロースト グリーンアスパラガスとラタトゥイユ」。ランチ¥12,000〜のコースより
カレ・シャネル ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房のショコラ」濃厚なショコラのシグネチャーデザート。ランチ¥12,000〜のコースより
ベージュで統一された店内
シグネチャーカクテル「ココ」は、エルダーフラワーのリキュールとシャンパーニュに、ブラックベリーとザクロ。横に添えられたリキュールの瓶は香水の瓶に見立てて
カクテル「ブルーミモザ」。グレープフルーツとブルーキュラソー、シャンパーニュ。ほろ苦く、さわやかな夏にぴったりの一杯
“ツイードの庭”を意味する屋上テラスのシャンパーニュバー「ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード」。名前のとおり、ツイード柄に刈り込まれた草木に囲まれた庭園がエレガントな雰囲気。京都の伝説的なバーテンダー、西田稔氏が監修するカクテルも
カウンターの後ろの壁面にはアイコニックなロゴが。シャンパーニュは全ボトルがマグナムというこだわり
Data
東京都中央区銀座3の5の3シャネル銀座ビルディング10F
☎03・5159・5500(お問い合わせ・予約専用)
11:30〜13:30LO 17:30〜20:00LO
不定休
ランチ¥12,000〜、ディナー¥16,000〜
SÉZANNE《セザン》
世界から熱い視線を注がれる人気シェフの大胆にして繊細な味
ダニエル・カルバートシェフは、世界の注目を集める料理人のひとりだ。’21年に香港から『セザン』のオープンのために来日。’23年のミシュランガイドでは二ツ星を獲得。同年の「アジアのベストレストラン」では、日本のベストレストランに選ばれた。そのキャリアと繊細な料理を見れば、「いま最も行きたいレストラン50」にフーディたちがその名前をあげるのもうなずける。
店内はクラシカルであって、シンプル&モダン。ホテルクオリティを感じながらも、コージーな空間だ。
「日本は食材の質がとても高い。旬の素材の新鮮さ、香りの高さが特にすばらしいと思います」とシェフ。素材が一番おいしくなる瞬間に料理を召し上がっていただきたいと、基本的に作り置きせず、「アラミニッツ(=できたて)」をテーブルへ運ぶ。
写真のトマトのタルトは焼きたてを提供するため、昼夜2回焼くのだとか。彼の料理を目ざして海外からの予約も多い。今話題のシェフの料理を、ぜひ味わってほしい。
ラグジュアリーで居心地のよい空間は、香港を代表する建築家、アンドレ・フーによるもの
ダニエル・カルバート総料理長。イギリスで生まれ、パリ、ニューヨーク、香港とキャリアを積んで日本へ。店名は、シェフの祖父母が持っていた別荘があった、フランス・シャンパーニュ地方の村の名前。シェフは子供時代にここでバカンスを過ごしたとか。
「ツァーインペリアル オシェトラキャビア アボカドと酢橘」薄切りにしたアボカドの間には、かつおだしのジュレと酢橘のゼストを合わせたアボカドのピュレが
夏のデザートは「宮崎県産マンゴー ショートブレッド クリームシャンティ」マンゴーのソルベ、ムースにシャンティークリームを添えて。ライムのゼストがさわやか
「網走産キンキ サフラン」ブイヤベース風のソースにポテトを添えて
「トマトタルト ガーデンバジルとブッラータチーズ」トマト、ズッキーニ、赤パプリカで層に仕立て、バジルの芽を添えたタルト。夏の味覚が凝縮されている
Data
セザン●東京都千代田区丸の内1の11の1パシフィックセンチュリープレイス丸の内
☎03・5222・5810
12:00〜13:30(最終入店) 18:00〜20:00(最終入店)
定休日:月・火曜
ランチ¥22,770(サ込・水〜土曜のみ) ランチ・ディナーともに¥37,950(サ込)
Arva《アルヴァ》
日本の四季の恵みの豊かさをイタリア料理で世界へ伝える
世界中からゲストを迎え入れる「アマン東京」のメインダイニングにして、日本のコンテンポラリーイタリアンを牽引するレストラン。イタリアに暮らした年月は17年、豊かな経験と輝かしいキャリアを誇る平木正和シェフが、コアなイタリア料理好きから世界を食べ歩くフーディまでを魅了している。
日本各地のとびきりの食材を用い、華やかかつイタリアの風土が香りたつひと皿に。幅広くそろうイタリアの銘醸品か、「アマン」オリジナルのシャンパーニュか、ワイン選びも悩ましくも楽しい。8mの天井高、一面の窓の外に広がる景色も贅沢の極み。
天候や時間帯で空間の雰囲気が変わる。夕景、夜景も見事
「石川県能登産 甘鯛の鱗焼き ラディッシュパプリカと海老のサルサ」¥8,400。鱗の香ばしさは海老香にも似て、味わいとの相乗効果を促す
「アマン東京」の総料理長で『アルヴァ』を率いる平木シェフ。ヴェネツィアの五ツ星「ザ・バウアーホテル」では総料理長も務めた
「スパゲッティ 雲丹と三重県産マグロのカラスミ」¥8,000。テーブルでカラスミを削りかけて仕上げる
「カステルフランコと林檎のインサラータ ゴルゴンゾーラと胡桃」¥4,100。思い入れのある野菜で作るシグニチャー
ティラミス ドモーリ社チョコレート」¥2,200
「アマン」オリジナルシャンパーニュ(グラス)¥8,349
Data
東京都千代田区大手町1の5の6大手町タワー33F(アマン東京内)
☎03・5224・3339(レストラン予約)
ランチ11:30~14:00LO ディナー17:30~21:00LO(コースは20:00LO)
定休日:火・水曜
コース昼¥9,000~、夜¥23,000~ サ15%込
84席(個室2室)
élan《エラン》
地球環境をも気遣う若きシェフの華麗なるフレンチ
「定番料理でも、当日の食材を見てレシピをマイナーチェンジしますから、まったく同じ料理を出すことはないんです」と信太竜馬シェフ。銀座『エスキス』のスーシェフから4年前に独立。当初は、やってきたことをなぞる料理だったが、今は食材と出会った瞬間から料理が始まるという。
繊細かつモダンなプレゼンテーションだが、実はクラシカルな料理が中心。地球環境問題に心を寄せ、その一環として今年から都心で養蜂を始めた。ビルの屋上でとれたハチミツはピュアで濃厚。渋谷の夜景が眺められる都会的な空間は、訪れるたびに高揚感に包まれる。
「太刀魚 アスペルジュソバージュ スープドポワソン」炭で焼き上げた太刀魚に、スープドポワソンを煮詰めたソースを。フヌイユのサラダがさわやか
「ななつぼし 甘海老レフォール 花穂紫蘇」白板昆布でマリネした甘海老の濃密なうま味とレフォールや穂紫蘇の香りが重なり合うリゾット
デザートの前に必ず圧巻のチーズプレートが登場する。ここにとれたての巣蜜を添えて。贅沢の極み
渋谷の夜景が圧巻。表参道では珍しい大人のためのメゾン
信太竜馬シェフ。フランスや銀座『ロオジエ』で修業。食育に熱心で、小学生対象の料理教室開催
Data
東京都渋谷区神宮前5の10の1 GYRE 4F
☎03・6803・8670
18:00〜24:00(20:30 最終入店)
定休日:日・月曜
コースのみ¥24,200(サ別)
The Jade Room + Garden Terrace《ジェイド ルーム + ガーデン テラス》
豊かな木々の緑に囲まれた地上140mのテラス
東京最旬ランドマークの一角、「東京エディション虎ノ門」。魅力的なレストラン、バーにも注目が集まる中、夏のうちに訪れたいのがテラスダイニング『Garden Terrace』だ。
地上31階、72席という稀有(けう)なスケール感で、みずみずしい植栽の緑に癒されながら、現在進行形で変わりゆく都心の今を見下ろせる。
ミシュランスターシェフ、トム・エイキンズの創造性と、シェフ・ド・キュイジーヌ、リチャード・マクレランが生み出す軽快でガストロノミックな料理、ガーデンスプリッツなどのリフレッシングな味わいも、夏の宵にぴったり。
更新され続ける東京都心のランドスケープとグリーンのコントラストが見事
「トマト、ミルクカード、カモミールオイル」¥2,000
発酵イチゴとバジルオイルで作る「苺、クリーム」¥2,100
「クラブ海苔ロール」¥3,500。料理はすべてGarden Terraceのメニューより
東京タワーは目の前。『mitosaya薬草園蒸留所』のスピリッツを使ったボトルカクテル、自然派ワインのスプリッツなどドリンクもオリジナリティあふれる
テラスとは一転、モダンシックなインテリアが印象的な『The Jade Room』
Data
東京都港区虎ノ門4の1の1東京エディション虎ノ門31F
☎03・5422・1630(レストラン予約)
16:00~23:00(フード21:00LO、ドリンク22:30LO、金~日曜12:00~)
定休日:月・火曜
アラカルト¥1,300~サ込
72席
Scarpetta Tokyo《スカルペッタ東京》
バーやテラスを行き来し“遊ぶ”ニューヨーク発のイタリアン
セレブリティ御用達、ニューヨーク発のイタリア料理店が虎ノ門に開業し早1年。自家製パスタで作るシグニチャー「トマトバジルスパゲッティ」をはじめ、イタリアの味にニューヨークのテイストを加えたコンテンポラリーイタリアンは、フレンドリーで洗練されたサービスとともに、東京のフードシーンに新しい風を吹かせている。
テラスにバーと、空間もリッチで、通りに面したテラスでは、街路樹の“パーテーション”越しに見るオフィス街のクールな表情が都会的。アペリティーヴォをバーで、食後はテラスでゆったり、という粋な楽しみ方が似合う場所だ。
「トマトバジルスパゲッティ」¥2,200。自家製パスタのもちもち食感とローマトマトの酸味、バターのコクが一体となった味にハマるファン続出
鶏もも肉のロースト 人参のピュレとスペッツェレ添え」¥3,630。料理はともにアラカルトメニューより
37席とゆったりしたテラス席。希望の際は予約時に相談を
個室は3室。うち1室(写真)はプライベートテラスつき
エントランスに位置するバーカウンター。アぺリティーヴォはもちろん、バーのみの利用も可
Data
東京都港区虎ノ門4の1の1神谷町トラストタワー1F
☎03・6450・1360
17:30~20:30LO
定休日:日・月曜
コース5品¥8,250~、アラカルトありサ15%別
157席
SPICE LAB TOKYO《スパイスラボトーキョー》
銀座から世界へ発信するモダンインディアンキュイジーヌ
インド本国でも注目を集めるモダンインディアンキュイジーヌ。現地と時差も温度差もない料理で東京をわかせているのが『SPICE LAB TOKYO』だ。
厨房に立つのはデンマーク『noma』でも修業し、インドの五ツ星ホテルで副料理長を務めた経験ももつテジャス・ソヴァニシ総料理長。ストリートフードの再構築、日本の食材を用いた伝統料理の“ツイスト”も自在で、東京発のモダンインディアンを発信する。
ピーコックブルーを基調としたしつらえ、フォーマルかつ洗練されたサービスもまた、インド料理のイメージを新たにしてくれる。
「街路 Pride/誇り」は、サモサ(左上)、ゴルガッパ(中央)などインドのソウルフードを小さな前菜に仕立てたひと皿。ランチ¥9,000コースより
鰻のビリヤニ。蒲焼き風に焼き上げた鰻に山椒の香りを添えて。ディナー¥16,000コースより
ドーサ&ケバブ。ドーサのフィリングは鴨を使った南インドのカレーをイメージ。テジャスシェフが旅で触れた料理を現代風に。ディナー¥16,000コースより
窓からは銀座の街並みを見下ろせる
テジャス・ソヴァニ総料理長
Data
東京都中央区銀座6の4の3GICROS GINZA GEMS10F
☎03・6274・6821
ランチ11:30~14:00LO ディナー17:30~21:00LO
定休日:月曜(祝日の場合は翌火曜休)
コース昼¥9,000~、夜¥16,000~ サ10%別
55席
ADI《アディ》
山の国、ネパールの料理を日本の極上の魚で革新
わずか8席の店で、日本の各国料理文化を変えた『ADI』。開業から3年、ネパール人オーナー、アディカリ・カンチャンシェフは日本の食材に深くアプローチし「モダン・ネパール料理」の表現を拡張している。
その象徴が魚料理。ネパールに海はないが「足もとの食材と自国の食文化のかけ合わせは必然」とアディカリシェフ。繊細な火入れと絶妙なスパイス使いで完成させる太刀魚のひと皿など、魚食に親しんだ日本人も新しい味覚を開かれる思いだ。
益子の作家に依頼したオリジナルの器から、ワイン、日本酒の柔軟なセレクトまで、独自のセンスが光る。
籐製の照明がアクセント。テーブルのほかに、厨房に面したハイカウンターがある
太刀魚の“天ぷら”。衣にカルダモン、クミンなどに加え山椒の香りも添えて
イトヨリは、にんにくを効かせた野菜のだしベースの、ししとうペーストをソースに
ミネラル感のあるナチュラルワインや日本酒、ボトルドティーを組み合わせたペアリングコースは、ディナー。¥6,600~
あん肝をネパールのスパイシーなサラダ、カチュンバル仕立てに。ポン酢と発酵高菜の酸味、うま味が味の基調。料理はすべて夜¥11,000コースより
バナナの木の大胆な生けこみが、空間を彩る
中目黒の住宅街に立つ。近隣でネパール茶葉専門店『CHIYA-BA』も営んでいる
アディカリシェフ。静岡『天ぷら 成生』など、ジャンルを超えたトップシェフとのコラボレーションも行う
Data
東京都目黒区上目黒2の46の7
☎03・6388・5219
ランチ12:00~(土・日曜のみ) ディナー18:00~、20:30~(金・土曜は2回制)要予約、一斉スタート
不定休
コース昼¥5,500~、夜¥11,000~
8席
リストランテ濱﨑
正統派イタリアンで緑豊かな庭を眺められる贅沢を
オープンして21年。「予約のとれないイタリアン」として不動の人気を誇ってきた。「変わっていないね、といわれますが、実は料理も内装も時代に合わせて少しずつ変えてきました」。
オーナーシェフの濵﨑龍一さんは’90年代からイタリアンブームを牽引してきた。顔の見える生産者のものを使いたいと各地で食材を探したり(当時はそんなことをするシェフはほぼいなかった)、家具はイタリア製、器はヨーロッパの名陶をそろえたりと、本物を追求する姿勢と時代を読んだ進化が、「名店中の名店」と称賛されるようになったゆえんだろう。
昨春、原宿の東郷神社内へ移転。完成度の高い料理とていねいなサービスはそのままに、緑豊かな庭に臨む店内は、開放感あふれる心地よい空間に。
料理はコースのみ。前菜の盛り合わせは、華やかで楽しく、ワインがすすむ。庭の木々に囲まれた個室は、その環境だけでも贅沢の極み。家族や友人との集まりが、さらに幸福の時間になることを約束してくれる。
「厳選キャビアの冷製パスタ」たっぷりのキャビアがパスタとねっとりからみあう。濵﨑シェフのスペシャリテ
すべてのサービスプレートは、日本におけるポーセリンペインティングの第一人者である石井逸郎氏が、マイセンやジノリ、ロイヤルコペンハーゲン、KPMなどに絵付けをしたもの。一枚一枚異なる絵柄は何度訪れても楽しい
「季節の野菜と魚介の冷菜」。鮑、海老と霧島地鶏と玉ねぎのムース。酸味を効かせた夏らしいひと品
お店の顔ともいえる「季節の素材を生かした前菜の盛り合わせ」
濵﨑龍一シェフ(左)。息子の弘瑶さんが料理人になり、イタリア修業から帰国してともに厨房に立つ
ダイニングからも東郷神社の庭が眺められる。家具類はすべて以前の青山のお店から運んだ
個室は2室(4〜8名)あり、どちらも庭に臨む。個室料は昼¥8,000、夜¥10,000(1室)
Data
東京都渋谷区神宮前1の5の3東郷記念館2F
☎03・5772・8520
12:00〜13:30LO(木〜日曜) 18:00〜20:00LO(火〜土曜)
定休日:日曜夜・月曜
ランチ¥7,000(平日のみ)〜、ディナー¥14,000〜
サ別
Convivio《コンヴィヴィオ》
専用のアプローチが用意された優雅な個室で味わうイタリアン
木箱や丸太型の器に並ぶアミューズをアペリティーヴォのように楽しむスタイルは、長く修業をしたトスカーナ州のレストランへのオマージュ。
イタリア各地に根ざす郷土の味を、洗練されたリストランテの料理で供する辻大輔シェフ。北参道の閑静な一角で、イタリア料理やレストランでの食事を愛する大人の食べ手を静かに迎え入れている。
わずか20席の店だが、広々とした個室があり、昼間は窓から射し込む光が、料理の色彩をより美しくきわだたせてくれる。専用のアプローチからアクセスでき、記念日などの会食にもぴったり。
個室は最大8名まで。チャージは予約時に確認を。テーブルいっぱいに並ぶアミューズで、贅沢な食事の始まり
スペシャリテ、自家製生パスタで作るカーチョエペペ。フードロスへの取り組みから、おからを練り込んだパスタで提供
魚料理の一例、和歌山県産本マグロのタリアータ。ズッキーニのピュレやフルーツトマト、おかひじきを添えて。料理はすべてランチコース¥5,500より
家具や花器などの調度品にもセンスが感じられる
Data
東京都渋谷区千駄ヶ谷3の17の12カミムラビル1F
☎03・6434・7907
12:00~12:30LO(土曜、祝日は12:00スタートのみ) 18:00~19:00LO
定休日:日・第2月曜
コース昼¥5,500~、夜¥13,200~
20席
サ別
L’ÉTERRE《レテール》
最高の食材の可能性を引き出す料理人の矜持を味わう
当時世界最速でミシュランガイドの一ツ星を獲得した伊藤良明シェフ率いるパリの『ラルケスト』が神楽坂にオープンした姉妹店。任された田篭シェフが最初にしたことは食材探し。国内外の一流料理人たちが信頼を寄せる静岡の『サスエ前田魚店』に研修に入り、店主と信頼関係を培ったうえで魚介類を卸してもらうように。
今回は赤甘鯛の鱗をカリカリに焼き上げて、ほのかな酸味が上品なソースを。極上食材のパワーを見事に引き出している。カウンターがメインのお店だが、実は丸テーブルの個室もおすすめ。友人や家族、仕事仲間との親密度が増しそうだ。
「仔羊 万願寺唐辛子」炭火で焼いた仔羊に、50年熟成のシェリービネガーのソースを
ベンチシートと円卓のある個室は珍しい
「赤甘鯛 キャビア」ソースはキャビア入りのシャンパーニュのクラシカルなソース。小さなスナップエンドウ(涙豆)を合わせて
「伝助穴子 毛蟹」炭火で焼いた肉厚の穴子をのせた毛蟹とスペルト小麦のリゾット
田篭(だごもり)彬シェフ。伊藤シェフが一ツ星の『レストランひらまつパリ店』の料理長時代に一緒に働いた
Data
東京都新宿区神楽坂3の6の53
☎03・6388・1312
17:00〜 土・日曜12:00〜、18:00〜
定休日:火・水曜
ランチ、ディナーともに¥24,000
サ別
Tullio《トゥリオ》
ビステッカの先駆店で名匠の焼く肉を堪能
創業は’86年、2度の移転を経て延べ37年の歴史を重ねる名店。まだ牛肉のごちそうといえばすき焼きやしゃぶしゃぶだった時代、イタリアでビステッカに魅了され、その味を日本に広めてきたのが猪狩英嗣シェフだ。
骨つき肉を切り出し、専用のグリルでしっかりと焼ききる。うま味も肉汁も逃がさず閉じ込めた焼き上がりは香ばしく、食感はどこか軽やかで、噛みしめて味わううちに塊がするりと胃に収まる。
王道がそろう前菜やパスタもシンプルかつ高貴な味で、極上のビステッカとともに味わうにふさわしい。食べ慣れた大人が集(つど)う店の雰囲気も艶(つや)がある。
開業時から取り引きする北海道白老町の牧場から仕入れる黒毛和牛を、使い慣れた炭火のグリル台で焼き上げる
「骨付き牛ロースの網焼き」100g ¥3,800(オーダーは写真400g~)。黒毛和牛特有の脂っぽさは皆無で、完全に焼ききっていて「焼き」の味を存分に楽しめる
「トマトとモッツァレッラのスープ仕立て」¥2,750
「ゴルゴンゾーラのリゾット」¥1,800。チーズのリッチな風味にワインがすすむ
店内には、イタリアらしい装飾があちこちに
猪狩シェフ。まだ現地で修業する料理人がほとんどいなかった’80年代にイタリアに渡り、知られざる現地の味を伝えてきた。肉焼きの世界ではもちろん、イタリア料理界の重鎮でもある
南青山にある現在の店舗は、’15年から。一日2組限定、サービススタッフとふたりで切り盛りする
Data
東京都港区南青山7の14の6南青山TCビル2F
☎03・6450・5957 18:00~22:00LO
㊡日曜(ほか不定休あり) 要予約 コース¥14,300~、アラカルトあり サ10%別 14席
Cellar Fête《セラフェ》
ステーキブームに火をつけたフランス仕込みの肉焼き
肉好きたちが「おいしいステーキ」の話を始めれば、必ず名があがる。フランスのステーキ店や精肉店で十余年修業した齋田武(さいたたけし)シェフが、その技と味わいを伝える店だ。
現地で親しまれる赤身の強い肉を選び、まわりはガチッと、芯はレアな焼き上がりに。キャラメリゼされた表面に結晶塩がふられ、噛めば香ばしさと赤身独特の風味が口の中に広がる。
「フランスの肉食文化には欠かせない」と、生肉のタルタルも提供。ワインは修業時代に親しんだナチュラルワインをそろえる。脂の少ない肉と自然に醸されたワインの相乗効果、その心地よさも確かめたい。
保健所の基準をクリアし提供する「生肉のタルタル」(写真は2人分)。ひきたての常陸牛をすぐに調理する。エシャロットやケイパーなどに卵黄を加え、コクのある味に。ハート形は齋田シェフのしゃれ心だ
厳選放牧牛のステーキ。写真は埼玉県「国分牧場」のジャージー牛の内もも(200g)。牛脂を使い、フライパンで表面をキャラメリゼするように焼き上げる
ワインも充実
「牛肉のカルパッチョ」。ステーキをメインにタルタル、カルパッチョいずれかを選べる6品のコース¥11,000~
フランスの肉料理を通じ、健全な畜産農家を応援したいと奮闘する齋田シェフ
シェフや料理の紹介が描かれた黒板
通りから一段下がった場所に。開放的でありながら、通りを行き交う人の視線を避けてゆったり食事ができる
Data
東京都目黒区下目黒1の3の4ベルグリーン目黒1F
☎03・6420・0270
12:00~13:00LO(火~土曜) 18:00~22:00LO
定休日:日曜
要予約
コース¥11,000~ サ10%別
28席
麻布 勇《アザブ ユン》
ホテル仕込みの味、もてなし。気軽で美味なシン・町中華
モダンスタイルからマニアック系まで出そろった感のある中国料理だが、頼れる“王道”が西麻布で人気を集めている。
厨房に立つのは、“名門”ホテルオークラ『桃花林』で9年修業した木村和明シェフ。野菜の切り方や火の通し方、香りの効かせ方などに、確かな経験と技術がにじむ。満席のオーダーに対応しながら、ベストのタイミングを計って料理を仕上げるホスピタリティもさすがだ。
アラカルトも充実したメニューは、忙しい女性の強い味方だが、少量多皿のコースも器選びや盛りつけまで華やか。女友だちとの会食に予約したら、株が上がりそうだ。
写真の料理、価格はすべてアラカルトのハーフポーション。(上から時計回りに)つるりとした皮の食感も楽しい「海老ワンタン 香味醤油」¥500。「酸辣湯麺」¥740は酸味が効いていて女性に人気。定番にひとひねり、「天然海老のフルーツマヨネーズ」¥1,050。甘味や食感のピークを引き出す「野菜の強火炒め」¥940
オープンキッチンで、立ち上る湯気や調理の音も食欲をかきたてる
厨房に立つ木村シェフから全席が見え、小さな店内すべてがシェフズテーブルのようだ
Data
東京都港区西麻布2の24の9須藤ビル1F
☎03・6451・1670
17:00~22:00LO
定休日:日曜(ほか不定休あり)
ショートコース¥7,500、YUNG・ユン・コース¥10,000ほか
18席
YAUMAY《ヤウメイ》
ひとつひとつに手間ひまかけたとびきりの点心とシャンパーニュを
点心とシャンパーニュ。’18年の開店時、このコンセプトは衝撃的だった。気軽なスナックである点心を一流クオリティの味に。だからこそ、シャンパーニュとのマリアージュも成立したのだ。
皮も具材も当日に作り上げる。作りおきや冷凍はいっさいなし。海老や帆立がごろごろ入っていて素材感も満載。「作業効率より味を優先させたい」という姿勢こそが至福の美味を作り上げている。
コロニアル調の優美な空間も、ワインや中国茶のラインナップも、妥協なしのハイエンド路線。気軽に贅沢したいときの、とっておきのお店だ。
(上から時計回りに)「豆苗と海老の蒸餃子」¥1,000、「帆立焼売」¥1,500、「海老蒸餃子」¥1,000。3種のタレにつけて
オープンキッチンで点心師が次々と餃子や焼売を蒸し上げているのを眺めながら、カウンターでの食事も臨場感があって楽しい
「黒胡麻団子 ピーナッツ衣」¥550。すりつぶした黒胡麻あんを団子に包み、ピーナッツをたっぷりかけた香ばしい超人気デザート
人気No.1のメニュー「揚げ湯葉と海老の腸粉」¥1,650。米粉のクレープに、イカのすり身と海老を湯葉で巻いて揚げたものが。しょうゆベースの甘じょっぱいソースで
異国情緒漂うコロニアル風の店内は華やかでテンションが上がる
Data
東京都千代田区丸の内3の2の3二重橋スクエアビル2F
☎03・6269・9818
平日11:30〜14:30LO、17:00〜21:00LO 土・日曜、祝日11:00〜21:00LO
無休
アラカルトのみ シャンパーニュ¥11,800〜
爛缶《らんぷ》
日本酒と自然派ワインにひねりの効いた酒肴
ランプのともる入口から足を踏み入れると、ぬくもりに満ちた空気に包まれる。今日はどちらを飲もうか。店主の柿木さんが訪れ、これはと惚れ込んだ蔵の日本酒と、自然派ワインを中心にそろえる。
料理はお客さまに合わせて見繕ってくれる「おまかせ」で。最初に出される小さなごはんものが気持ちも小腹も満たしてくれ、山形の農園から届く野菜の料理に旬を感じる。具材が毎月変わる春巻や、半熟卵がとろりと顔をのぞかせる肉団子など、ひとひねりある料理も。
なによりのごちそうは、肩の力が抜ける心地よさ。親しい友人とぜひ。
「いさきのグリル 和風サルサ」魚は天草から届く。青唐辛子、トマト、玉ねぎにライムが効いたサルサで。アルザスの白が合う
「鰯の手巻き寿司」最初に出される小さなごはんものが好評。炙った鰯に赤酢の酢飯で
「肉団子」大人気の定番メニュー。肉は沼津の牛山精肉店から取り寄せる
日本酒は「食事に合わせやすい」「お燗しておいしい」ものをそろえる。自然派ワインは信頼できるインポーターから
コロナ禍のオープンだったので、そんな時代に明かりをともしたいという願いを店名に
店主の柿木信浩さん。渋谷の名店『高太郎』で10年働き、独立。九州出身
Data
東京都渋谷区松濤2の14の5 1F
☎03・5738・7019
17:00〜23:00 土・日曜14:00〜22:00
定休日:月曜
料理のおまかせ¥7,000〜7,500
N’onaka《ノナカ》
フランス郷土料理を軽やかに裏メニューの洋食も必食
フランス郷土料理愛に満ちた野中靖幸シェフ。『レストラン パッション』で修業後に渡仏。パリ以外のレストランで経験を積み、地方料理の背景を体で感じた。そんなキャリアが自身のお店の土台になっている。
ビストロ料理をメインに、洋食メニューも裏メニューとして野中スタイルで。「プティ・サレ(塩豚の煮込み)」もあれば、クリームコロッケやロールキャベツも。どれも油脂分が控えめで、仕上がりが軽い。
お店のオープンは16時。早い時間に食前酒と一品だけでもよし、腰を落ち着けてフルに楽しむのもあり。わがままを楽しめる一軒だ。
前菜の盛り合わせ(2人分)¥3,000〜。イベリコ豚のパテ、サラミ、チョリソー、ラタトゥイユ、フロマージュドテット、キャロットラペなど盛りだくさん
キッチンをのぞける個室はファミリー層に人気
「ズワイガニと小柱のクリームコロッケ」1個¥1,200。珍しい小判形。濃厚なアメリケーヌソースで。自家製パンをひいた衣はザクザク、クリームのとろりとした食感と楽しむ
「プティサレ」塩豚を煮込み、さらに香草パン粉をつけて焼く。豚肉のとろける軟らかさと香ばしさが美味。レンズ豆と大麦、キノコなどを添えて。グリーンペッパー入りのマスタードソースで
ワイン以外にも、ウイスキー、ブランデー、ラム、カルバドス、アルマニャックなど、なんでもそろう。バー使いも可能
Data
東京都港区西麻布2の8の11西麻布ビル1F
☎ 03・6421・0825
16:00〜22:00LO
不定休
アラカルトのみ(希望すればコースを作ってくれる)
席料¥1,000/1名(ミネラルウォーターつき)
ta.bacco《タバッコ》
種類豊富なグラスワインを料理と楽しむイタリアン
思いついたら気軽に寄れるカジュアルさで、ワインセレクトにもつまみにも満足。美食の町・恵比寿でもありそうでなかった、わがままをかなえてくれる店がこちらだ。
イタリアのナチュラルワイン好きに支持される学芸大学『リ・カーリカ』系列とあって、飲みごろのワインはグラスで約10種。つまみは本店同様、生産者からじかに仕入れる上質な素材を使った料理で、アラカルトで自由にオーダーできる。発酵食品も自家製し、シンプルながら“飲ませる”味づくりはさすが。
駅から徒歩すぐの場所ながら、少し見つけにくいロケーションも、よき話題の種になるはず。
(上から時計回りに)「鹿もも肉タルタル 実山椒のサルサ」¥1,500。広島県の猟師から仕入れる鹿を使用、サルサは季節替わり。発酵のうま味がワインを呼ぶ「豚の熟なれ鮓ずし入り アニョロッティ・ダル・プリン 糠バターソース」¥1,550。レモンの酸味が効いた「鶏バター!」¥2,200
席はカウンターのみ、奥のラウンドコーナーは、3〜4人でテーブル使いもできる。ほか立ち飲みテーブルあり
イタリアのナチュラルワインは、グラス¥1,000~
立ち飲みテーブルでは、ワイン1杯から気軽に寄れる。料理も冷菜¥600〜、パスタは5種以上¥1,100など全20種類以上と選択肢が豊富
看板はなし。古いビルの階段を上がった先にある、ドアに貼られた小さなロゴステッカーが目印
Data
東京都渋谷区恵比寿西1の13の7恵比寿西5ビル202
☎080・9715・2323
18:00~24:00
定休日:日曜(ほか不定休あり)
アラカルトのみ
10席+スタンディング4席
irréelbis 自由が丘《イレールビス ジユウガオカ》
女性シェフの骨太で軽やかなビストロ料理に自然派ワインを
隠し味のスパイスが変化球のビストロ料理に遠方から訪れるお客さまが増え、地元ファンも増殖中。メニューには定番料理が並ぶが、季節によって食材を変えるので旬を感じるものが多い。
例えば「帆立と蕎麦の実といちじくのマリネ」は、ふっくらうま味たっぷりの帆立と、蕎麦の実のプチプチ感が楽しい。季節によって、いちじくのかわりに桃、ぶどう、柿、柑橘類が加わる。
仔羊の煮込みに添える野菜は夏はなす、ズッキーニ、冬は根菜類に。ワインは国産も含めて、軽やかな自然派をそろえる。気持ちのよい季節は、ぜひテラスで。ランチもおすすめだ。
「帆立と蕎麦の実といちじくのマリネ」¥2,200。蕎麦の実のカリカリ感がたまらない
「鮎のコンフィフェンネルのクリームソース」¥2,500。旬の鮎をじっくり揚げ煮に。フェンネルのさわやかなソースをたっぷりつけて頭から丸ごとどうぞ
自由が丘駅から徒歩3分。閑静な住宅街の入口にある。テラスは8席
島田まきさん。料理研究家、ソムリエでもある
店内は自然素材が使われたナチュラルな雰囲気
「仔羊のトマト煮 自家製アリッサとクスクス添え」¥2,800。仔羊のクミンの香りが食欲をそそる
オリジナルの自然派ワインを北海道のワイナリーで醸造中。来年、登場の予定。島田さんセレクトの飲みごろワインが出番を待つ
Data
東京都世田谷区奥沢5の24の2自由ヶ丘B.L AOKI 1F
☎03・6421・1600
17:00〜20:30(料理LO) 22:00(閉店) 土・日曜、祝日11:30〜15:00(閉店)、17:00〜20:30(料理LO)22:00(閉店)
定休日:月・火曜
What's New
-
大注目の12月の運勢は!?イヴルルド遙華の12星座占い【人気記事週間ランキングTOP10】
ウェブエクラ週間(2024/12/1~12/7)ランキングトップ10にランクインした人気記事をピックアップ。2024年も残りわずか。気になる12月の運勢を今話題のフォーチュンアドバイザー、イヴルルド遙華さんが占います。
ライフスタイル特集
2024年12月13日
-
大人がこの冬を託すべき“本気買いアウター”はコレ!【人気記事週間ランキングTOP10】
ウェブエクラ週間(2024/11/24~11/30)ランキングトップ10にランクインした人気記事をピックアップ。着る人の印象そのものを左右するアウター選びは、冬のおしゃれ成功への最重要ファクター。富岡佳子さんが着こなす「本気買いアウター」をお届け!
ライフスタイル特集
2024年12月6日
-
Instagramフォロー&いいねでプレゼントキャンペーン開催!E by eclat 「リブニットドッキングワンピース」【インスタグラム人気記事ランキングTOP5】
2024年11月18日(月)〜12月1日(日)に投稿された「eclat.magazine」インスタグラムで好評だった5つの投稿をランキング形式でご紹介。季節の変わり目のコーデ悩み解消に役立つ「毎日コーデ」やエクラ1月号の特集情報などが話題に!
ライフスタイル特集
2024年12月5日
-
人生に新たな風を吹かせる「50の手習い」!おおたわ史絵さんは“クラシックバレエ”を30年【人気記事週間ランキングTOP10】
ウェブエクラ週間(2024/11/17~11/23)ランキングトップ10にランクインした人気記事をピックアップ。アラフィーたちがこぞってハマっている習い事に注目。総合内科専門医・おおたわ史絵さんが30年続けている“バレエ”の練習風景を拝見。
ライフスタイル特集
2024年11月29日
-
50代からの同窓会に着ていきたい!一目置かれる「レースワンピース」【人気記事週間ランキングTOP10】
ウェブエクラ週間(2024/11/10~11/16)ランキングトップ10にランクインした人気記事をピックアップ。フォーマルな同窓会に着ていきたい「レースワンピース」を紹介。黒ワンピースの品格は、大人にとって間違いのない選択!
ライフスタイル特集
2024年11月22日
Feature
-
コラーゲンを贅沢配合!大人肌に潤いとハリを
再春館製薬所の最新クリーム、美活肌エキスでエイジングケアを体感
-
イヴルルド遙華の12星座占い
毎月更新の12星座占い。大注目の開運ランキングも必見!
-
窓リフォームで快適&省エネに!
補助金も使えてお得!冬の部屋の寒さや光熱費の高さを一気に解消
-
50代におすすめのファッションアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
【ZARA】トレンドおしゃれコーデ
50代はどう着こなす?読者モデル 華組コーデ集
-
抜群にこなれたスニーカースタイル
おしゃれな50代はスニーカーをどう履く?
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
50代に必要なのは即効性のあるコスメ
閉経してからキレイになる人は何が違う?
-
【ユニクロ・GU】プチプラ高見えコーデ
真似したい!読者モデル 華組の着こなし集
-
シワ・たるみケアは毎日のお手入れから
ドモホルンリンクルの[基本4点]無料お試しセットはこちらから
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
Ranking
-
【50代に人気のヘアスタイル・髪型カタログ】おばさんぽくならずに若見えを手にいれる!ショート・ボブ・ミディアム・ロング別
白髪や髪のボリューム不足、薄毛、パサつきなど40代、50代の髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新ヘアケア事情まで、おばさんぽ…
-
50代を若々しく、あか抜けて見せる「冬のショートヘア」24選
おしゃれで若々しく見せたい!50代のショートヘアは前髪ありでもなしでも「生え際」が見えると老けて見えるから気をつけたい。冬のおしゃれは顔回りにボリュームが出るからショートヘアはすっきり見えて小顔効果も。
-
小顔に見えて女らしさもアップ!40代に似合う「おしゃれなショートヘア」17選
40代になると髪が細くなったり、髪がパサついたり、ツヤがなくなったり、顔の印象も変わってきた...など、40代のお悩みを解決しながらおしゃれに見せるショートヘアをお届けします。
-
【50代コーデ】気温10度に何を着る?冬の華やぎコーデ20選
最高気温10度程の本格的な冬の始まりを感じる12月後半。冷たい風が身に堪えるこの時期は、しっかりと防寒したいもの。保温性に考慮しつつ洒落感も備えた冬ファッションのベストな着こなしを20コーデご紹介します。
-
YOKO CHANやZARA…上品で女らしい「冬のワンピース」50代のおしゃれな着こなし9選
冬のワンピースは一枚で着たり、レイヤードしたり、ジャケットやアウターを合わせたり着こなしの幅が広がっておしゃれが楽しい。ワンピースの足元は、パンプス、スニーカー、ブーツと合わせるアイテム次第でカジュ…
Keywords