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今、求められる社会貢献って?みんなで育てる「里親制度」
さまざまな理由があって実の親と暮らすことができない子供を、預かり育てる「里親制度」。親元で暮らしたくても暮らせない事情がある子供たちを、家庭的な環境で預かり、愛情をもって見守る──。そんな社会貢献が、今の日本でも求められている。「里親になるのに必要な条件や手続きは?」「希望はどこまで通る?」など疑問は多いはず。知っているようで知らない「制度」のこと。まずは全体を把握することから始めてみよう。
【50代自由になるかたちとは?】始めるのに”もう遅すぎる”はない。50代で「天命」を見つけた佐東亜耶さん
できることは、きっとある。自身の子育てを終えたのち、子供たちへの支援活動を「天命」に【佐東亜耶さん(一般社団法人「泉鳳」「BEAUDOUBLE」代表理事)】
「大義も、資格の有無も関係ない。めぐりあってしまったからには、行動あるのみ」

児童支援に週末里親。すべては偶然の出会いから
人生で自分が本当にやるべきことは何なのか、どうやったら見つけられるのか……そんな50代の課題を軽やかにクリアし、実践しつづける人がいる。
東京・南青山でマンモセラピーやアーユルヴェーダなど体へのエシカルなアプローチを試みる会員制サロンを運営する佐東亜耶さん。そのもうひとつの顔が、社会的養護を必要とする子供や若者とかかわる複数のプロジェクトの主宰者だ。そのひとつである「BEAUDOUBLE(ビューダブル)」は、児童養護施設で暮らす子供たちや里親家族などにヘアスタイリングを提供する取り組み。都内の人気ヘアサロン「TWIGGY.」「uka」などの協力のもと、’18年から活動を開始した。
「自由にヘアサロンに行けず、好きな髪型にすることがむずかしい子供たちがいることを知って、何かできないかと思って。おしゃれになることで子供たちが前向きになってくれるのがうれしいし、美容だけでなく世の中をもっとよくしたいというマインドをもつ人たちと触れ合えるのも喜びです」
ほかにも、施設に映画のチケットを配布したり、哲学やマナーを学ぶ「まなびのじかん」を開催したり。50代の毎日、縦横無尽に行う社会活動はすべて「出会いがあってのこと」と佐東さん。疲れも見せず、笑顔をほころばせる。
舞台俳優として活動ののち、結婚。専業主婦として家庭にあったが、やがて授かった長男が未熟児で生まれた。「彼のケアをするためにベビーマッサージを学び、そのうえで臨床を経験する必要があって、結果的にそれがサロンの始まりになりました。流れでカウンセリングやヨガ、アーユルヴェーダを学んで、資格をとって……起業したいという計画があったわけではなかったんですが、とにかく次々と目の前に現れる課題に応えるために、必死で」
カフェの営業、オーガニック製の肌着の輸入と、家の中だけに向いていた視野は、しだいに大きく広がった。
子育てと事業を並行して行いながらの30代、40代。そして、大きな転機が佐東さんに訪れる。海外での児童福祉活動にかかわった流れで日本の児童養護施設を訪れたのは、50代を間近に控えたころ。その際の心境を「とにかくショックでした」と振り返る。
「支援や養護を必要とする子供たちがこの国に4万2千人以上もいるということを、恥ずかしながら初めて知ったんです。これはなんとかしなければと思い、施設にコンタクトをとろうとしたのですが……」
海外と比べると日本の施設は外部に対して閉鎖的で、コンタクトをとるのすら難儀する状況。しかし佐東さんの意志は固く、粘り強くアプローチを重ねた末に、扉を開いてくれる施設がぽつぽつと見つかった。
「施設に通って子供たちに会い、その背景の物語を聞いて、最初は泣いてばかりでした。でも、子供たち一人ひとりからは、彼らの中に確かにある可能性を感じられた。誰にも生まれてきた意味は必ずあるんだと思えたんです。この子たち一人ひとりの未来のために、できることはきっとあるはずだと。最初から大義をもっていたわけではありませんが、縁あって出会ったのだから……本当に、私にとってはすべてがそんなふうでした」
できることを考え、賛同する仲間を増やし、アクションを起こす。ちょうど長男が独立したタイミングもあり、佐東さんは「魂に引きずられるように」本格的に児童福祉活動に専心。プライベートでは、東京都の短期里親制度であるフレンドホーム制度に賛同し、登録。家族の理解を得て、’18年からは子供たちを自宅で預かりともに過ごす、週末里親としても活動している。
ひとつしかない体を慈しみ、自分をほめることを忘れずに
ひとつクリアすればまたひとつ、と心のままに突き進んだ日々。「子育ての期間に家を空けることになったり、うまくいかなかった仕事もあったり。失敗もたくさん、というか、ほとんどが失敗、反省ばかりです」と苦笑する。「そもそも、どれひとつとして誰からも頼まれたものではないんですよね。でも、誰かがいってるからやってみようというような、頭で得た情報ではなく、本当に心からやりたいことが見つかったときには、体からわき上がるような……魂が喜んでいるような感じがする。それこそが天命、命をかけてするべきことなんじゃないでしょうか。私は、それに出会ってしまったので」
50代からでも、自分の心を羽ばたかせるものに出会うことはできるでしょうか──佐東さんにたずねると、「もちろん」と、力強いうなずきが返ってきた。「何を始めるにしても、遅すぎることはないと思います。ただ、どんなときも体は大事に。一日の間の短い時間でいいから体を慈しんで、一日1回は自分をほめてください。他人からほめられるより、実は自分で自分を認められるほうが、ずっとうれしいんですよ」
Q.あなたにとって自由とは?
A.「何かできるはず」と信じ、行動できること。魂が喜んでいると感じられるから忙しさや多少の苦労も平気です。
「わき上がるような喜びを感じられる何かが、きっとあるはず。始めるのに”もう遅すぎる”はないと思います」


佐東亜耶
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