気にすべきは、実年齢より血管年齢!エクラ世代からの「血管ケア」

血管の老化は、エクラ世代になるころから一気に進むという。気がついたときには手遅れ!なんてことにならないよう、今日からすぐに血管に優しい生活をスタートさせよう!

ストレスの軽減も 血管若返りの大事な要素!

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 血管の若返りには、食生活や睡眠など生活習慣の改善が一番の近道!
「バランスのよい食事をとり、脂質や糖質、塩分の摂取量が基準をオーバーしないように心がけましょう。質の高い眠りには、日中にダメージを受けた細胞を修復する成長ホルモンの分泌を促す効果があり、血管のメンテナンスも同じホルモンによって行われるので、早寝早起き、毎日同じ時間に起床することも大切です」
 たとえ短い時間でも、毎日運動することも、血管力アップに効果あり。
「内臓脂肪の燃焼を助ける、血液の循環を促すなど、運動は血管にとってプラスに作用します。なかでも注目したいのが体を動かすことで生まれるNO(一酸化窒素)という物質。NOには血管を広げる働きがあり、血管の老化防止には不可欠な存在です。でも、負荷のかけすぎは、ストレスになって逆効果。駅まで早足で歩く、階段を利用するなど少し息が上がるくらいの運動を繰り返し、1日30分の運動量を目ざしましょう。ただし、目覚めて1時間以内に激しい運動をすると、血管事故が起きやすくなる心配も。起床後は少しずつ活動量を増やすようにしましょう」
 子育てが終わって仕事に復帰したり、両親の介護が始まったり。エクラ世代は生活に大きな変化が起きやすく、それが血管に影響を及ぼすことも。
「妻として娘として、さらに社会人としてもがんばり、すべてを完璧にやろうとすると、それがストレスになって血管に負担をかけることがあります。何も考えずに運動して体を動かす、悲しい映画を見て思いっきり涙を流すなど、自分なりのストレス解消法を見つけることも、血管ケアには大切です」
 最近の調査では、「動脈硬化が進んでいる人ほどシミが大きい」という報告も。「血管の若返りは究極のエイジングケアです」という池内先生の肌には、アラフィーには見えないツヤとハリが! 次頁では、血管ケアに欠かせない「食生活」について解説。今日からさっそく血管ケアを始めよう!

健康診断の結果でチェックしたいのは…

①血圧 130mmHg/85mmHg以上(医療機関で測った場合)→高血圧予備軍

②血糖値 空腹時100mg/dL以上→糖尿病の予備軍

③ LDL コレステロール 120mg/dL以上→糖質異常症の予備軍

❶血圧が高い状態が続くと、その圧力に耐えるために血管内壁が厚くなり、動脈硬化が進む。
❷高血糖値が続くと血管内壁に傷がつき、そこにコレステロールがたまって内壁が硬くなる。
❸LDLコレステロール値が高い状態が続くと、内壁にドロドロした塊ができて血管事故の原因に。
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改善すべきは

睡眠 運動 食生活

血管の老化速度を抑え、年齢相応か、年齢より若い状態に保つためには、質の高い睡眠や、適度な運動、健康的な食生活といった、規則正しい生活習慣を実践していくことが重要。アルコールのとりすぎや喫煙を続けていると、どんどん血管の老化の道へまっしぐら。日々ストレスをためすぎず、腹八分目を心がけて、適正な体重を維持しよう。
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