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テーブルに新風を!ブチェラッティのプレート&アルフレックスのコーヒーテーブル
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住まい
2025年4月20日
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NEOエグゼクティブの撮影はここで!骨董通りの新店舗『B&B Italia Tokyo l Maxalto Tokyo』
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住まい
2025年3月24日
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春の模様替えにおすすめ!ビー・アンド・ビー イタリアのダイニングチェア「カラトス」
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住まい
2025年3月3日
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住まい
2025年2月23日
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【おしゃれな50代の家づくりアドレス】アートと家具を心地よいバランスで取り入れる。O邸の家づくりアドレス
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住まい
2025年2月17日
50代が参考にしたいアイデアが満載!ロンドン・おしゃれマダムのお家を拝見
Tricia Guild(トリシア・ギルド)宅

Tricia Guild(トリシア・ギルド)
目にも心地よい色彩を大胆にちりばめた家
5フロア、約400㎡にわたる家ではフロアごとに色調が異なるが、“風景を成す色だから”と基本色に選んだのは、グリーンとブルー。落ち着きがあり、かつ刺激的なことが、トリシアの家づくりの信条だ。

グリーンとブルーを基調とした、グラウンドフロア(日本の1階)の広大なリビングルーム。特にグリーンは窓から見える木々とも相まって、モスグリーンからアップルグリーンまで幅広い色調に。家具は北欧のミッドセンチュリーのアンティークを、「デザイナーズギルド」のファブリックで張り替えたもの。棚にはセラミックと吹きガラスのコレクションが並ぶ
出発点は、色とテキスタイル。そして欠かせないのは、花
トリシア・ギルドと建築家の夫が暮らすのは、ロンドン西部に位置する5フロア、400㎡にわたる家だ。2つの道の交差点という立地条件に惹かれ、採光の可能性を探ってヴィクトリア様式のアパートを拡張した家が完成したのは、8年前。少しだけインダストリアルなタッチを取り入れつつ、コンテンポラリーな家を、という構想が、現実化した。
「私にとって心地よい家の条件とは、調和がとれていて、かつ刺激的なこと。出発点は色とテキスタイルでした。ブルーとグリーンを選んだのは、風景を成すなじみやすい色だから。鮮やかながら落ち着ける色合いです」。トリシアは、こう語りだした。彼女のインテリアの要素の大半は、「デザイナーズギルド」から。ブランドは壁紙のコレクションでも知られるが、この家ではあえて壁は無地で数色に塗り分け、たくさんのオブジェや額に収めたアートを生かす土台を作った。塗料は、180色もの自身のペイントコレクションからの選りすぐり。カーテンはリネン、ソファはベルベット、と異なる素材では同じ色でも表情が変わってくる。
そしてとても大事にしているのは、ジュリエット・グレイブズによる季節の花。国内の花畑で自ら栽培に携わり、カットフラワーのスタイリングも手がける彼女の花は、「デザイナーズギルド」の旗艦店でも販売している。
アートのコレクションを背に庭を眺めながら、花を飾る。仕事と趣味が交錯する、至福の時

リビングの庭側の窓のそばで、花を生けるトリシア。ブルーのワンピースはマリアのショップ「ムキムー」で見つけたもの。壁に飾ったアートは有名作家の作品から無名まで、とにかく好きなものを集めて。右上のターコイズ、そして中央のグリーンとフューシャピンクの絵画は大好きな画家、ハワード・ホジキンの作。モジュラー式のソファはMDF イタリアで見つけ、自作のファブリックでカバー

グリーンとブルーのハーモニーが象徴的なコーナーでは、キャンドルもグリーン。絵画はマーリン・エバンスの『Two figures』(1952年)。

1980年以来最新刊『Out of the blue』まで、本は21冊も出している。花は「デザイナーズギルド」旗艦店のサプライヤーでもある、ジュリエット・グレイブズから。

2階から見下ろした庭。木々の緑が、室内の色合いと呼応する。庭は彼女が大好きなガーデン・デザイナー、アーヌ・メナードが手がけた

ヴィンテージ、特にミッドセンチュリーの家具には目がない。キャビネットはハンスJ. ウェグナー(1950年代)、椅子はカイ・クリスチャンセン(1960年代)。いずれもデンマークを代表するデザイナー。ただし北欧だけにこだわらず、テーブルはイタリアで
直線と曲線の融合も、バランスのとれたインテリアの秘訣

直線と曲線のバランスが見事な、夫妻の寝室。スカイブルーと白で安らぎを演出しつつ、ヴィンテージのラグや寝椅子をくるんだ色やファブリック、そして棚に飾ったセラミックで遊び心をプラスした。キャビネットはオランダのケース・ブラークマンのデザイン(1958年)
旅がもたらしてくれるのは、多種多様の着想源
トリシアのクリエイションの原動力は、好奇心と旅。22歳で初めて訪ねたインド・ラジャスタン地方ではブロックプリントに惹かれ、ロンドンに戻るとオリジナルのテキスタイルを作りはじめた。
「インドがアーティストにとって大切な場所であることはわかっていました。私が大好きな画家、ハワード・ホジキンもインドからの影響を受けていましたね」と、トリシアは回想する。もうひとつキャリア初期の彼女の美意識を決定づけたのは、30年前に旅した日本だとか。
「この旅を機に花の見方が変わったんです。それ以来自分なりの“生け花”を実践しています」。こういう彼女は華やかな大きなブーケではなく小さな束、時には一輪挿しを、いくつかの花瓶に小分けすることを好む。自身でも花を栽培するようになり、花知識を高めた彼女が2年前に出版した本が、『moody blooms』だ。
一方ヴィンテージ家具のショッピングを目的とした旅先は、もっぱら北欧。特に1930年代後半から50年近くもの間に多くのデザインを遺したデンマークのデザイナー、フィン・ユールの家具が見つかると、旅の喜びもひとしおだ。ミッドセンチュリーの家具は状態を鑑みて修復したピースだけでなく、いずれも「デザイナーズギルド」のオリジナル・ファブリックで張り替える。また、歴史的な芸術にあふれ、コンテンポラリーなデザインにも秀でたイタリアにも自身とのつながりを感じているトリシアは、ウンブリア地方に広大な庭のある家を購入した。新居は今年中には完成の予定だ。

ロンドンでは通常地下1階にも窓がある。トリシア宅でも地階の庭に面したダイニングルームは、隣接のキッチン側からも自然光が射し込むつくり。家具はMDF イタリア。あえてシンプルでモダンな白を選んだ

バスルームは極力シンプルに。あえてタイルではなくフローリングで、隣の寝室とのつながりを出した。

カラフルな朝食セットも「デザイナーズギルド」

寝室の一角には、センシュアルな曲線を描くイエローの寝椅子が
Maria Lemos(マリア・レモス)宅

Maria Lemos(マリア・レモス)
自然とモダニティが共存するぬくもりに包まれた家
常に美しいものを追い求め、素材や作り方、クオリティまで徹底的に調べるマリア。そんなリサーチ力とパッションから、この家にはアンティークや異国からのオブジェ、クラフツを極めた家具や照明器具まで、逸話のある優れものが集まった。それらをひとつの世界観としてまとめているのは、ひとえに彼女のモダンなアプローチ。

グラウンドフロア(日本の1階)のオープンキッチン&ダイニングには、友人であるトリシアとのつながりが見られる。壁のペイントは「デザイナーズギルド」のコレクションから。クッションの生地はトリシアからのプレゼントだ。このスペースの主役はピート・へイン・イークによる長いテーブルと、壁を覆うタブロー。森田直による古代布をはぎ合わせた作品はその名も『ボロ』。スツールはマーガレット・ハウエルもひいきにしているという、アーコール
各フロアには、それぞれのテーマで異なる雰囲気を
ファッションブランドのセールスと小売りの両方に携わるマリアは、常にあらゆる方面にアンテナを張っている。美術館やギャラリーで見かけたもの、本や雑誌から得た情報、好みをシェアする友人からのおすすめ、そしてSNSで目にとまったものまで、すべて。さらに、書きとめたアーティストやブランドについては徹底的にリサーチし、整理する。こんな彼女の好奇心と行動力の賜物(たまもの)といえる家はロンドン北部、カムデンタウンにある庭つきの一軒家。夫と愛犬、そして3人の子供たちとのスイートホームだ。ちなみに夫は医師の仕事を引退後、夫妻で経営するゲストハウスがあるギリシャ・パトモス島とロンドンを行き来している。
’19年に購入したジョージアン様式(18世紀前半〜19世紀前半)の物件の大改装を依頼した建築家は、ウィリアム・ラッセル。友人であるマーガレット・ハウエルのブティックや家を手がけていることで知り、「ムキムー」1号店の設計ですでに仕事をともにしたことがあった彼に、マリアは絶大な信頼を寄せていた。極力地元の素材を使うというエコフレンドリーなアプローチにも彼女は共感している。
「カムデンを選んだのは、ミュージシャンや建築家が多く住んでいたアーティスティックな背景に加え、緑が豊かで静かだから。ここは1960年代から空き家になっていたので、いちからすべてを見直す必要があり、逆に自由な改装が可能でした。意図したのは、プロポーションがよく、自然光がたくさん入ってモダンな家。家の構想にあたってはまず、インスピレーションを求めて大好きな建築家、ジョン・ポーソンの家を訪ねたんです」と、マリアは家づくりの出発点について語ってくれた。
3階までの各フロアには、それぞれのテーマを設けた。まず地上階で大切にしたのは、室内に緑の景観を取り入れること。庭に面した側一面に大きなガラス窓を配したのは、そのためだ。また収納にもこだわり、オープンキッチン&ダイニングとつながる廊下も含め、壁一面にはニレの木で造り付けの棚をめぐらせた。ニレは年季が入ると味わいが出る素材だ。「隠れた贅沢は、フロア・ヒーティング。私たちは冬でも室内では裸足でいたいから。でも目に見える豪華さは削ぎ落としたんです。だからレンガやセメントといったインダストリアルな素材を取り入れ、スイッチにはゴールドではなくニッケルを選びました」と、マリア。
そして上の階は家族や友人たちとテレビを見たり音楽を聞いたりする空間なので、落ち着きのある雰囲気に。この部屋の家具や写真、照明器具までのひとつひとつについて、マリアは作者や購入までの経緯を克明に語れるから、驚きだ。そして最上階、寝室とウォークインクロゼットは、夫妻のルーツであるギリシャのテイストで仕上げられ、よりパーソナルな空間になっている。

左手のレンガ部分は、もともと外壁。玄関から庭に抜ける廊下は、もとの家を拡張し、天窓から光が射し込むように設計した。はぎれで作ったラグはギリシャの典型的な工芸品。壁にはマフラーや犬の首輪をかけて“見せる収納”を。ベンチの下は靴箱に

キッチンでは、モダンさと素朴さの共存が顕著。テーブルクロスは伯母のトルコみやげ、急須は日本で、ボウルはルーマニアから、と愛用品の出どころはさまざま。またオーブンのガラスのドアに庭の緑が映り込むのも、計算してのこと。花瓶には庭で摘んだ花を。これはクロッテッド・クリームと呼ばれる、香りが強いジャスミンの一種
木と花と、生い茂る緑。庭の景観が室内でも生きる、キッチン&ダイニングルーム

トリシア同様、花は小分けにして生ける。左の2つの花瓶は友人のブランド、パフューマーHの香水ボトルの空き瓶

庭にはインダストリアルなスタイルのテーブルを。

庭を手がけたのは「十勝千年の森」で知られるランドスケープ・デザイナー、ダン・ピアソン。大木は、実はアーティストによるスカルプチャーだ

廊下には旅先で拾った思い出の小石を並べて。

ダイニングの壁一面は、ニレの木であつらえてもらった棚
逸話のある作品にあふれた親密なリビング、故郷への愛をこめた寝室

ベージュを基調とした、柔らかな印象の上階のリビングルーム。ラグはスウェーデンのヴィンテージ、右の肘かけ椅子は子供用。ソファは昔ながらの製法にこだわる職人に特注した。座席部分はスポンジではなくホースヘアなので、ちょうどいい硬さで型くずれすることはない

窓から庭が眺められる、バスルーム。タイルの置き方ではシンプルな縦長使いとヘリンボーンをミックスして遊んだ。右に見えるまるで珊瑚のような形の海綿は、なんと自然の産物。ギリシャ・カリムノス島の特産

階段の踊り場は、白とゴールドで。カーテンにしたのは、アンティーク・リネンで仕立てた韓国のポジャギ。韓国にルーツをもつデザイナー、ドーサのクリスティーナ・キムを通じて知ったアイテムだ。ちなみにマリアは「ムキムー」でもドーサを取り扱っている。手すりにかけたのもドーサの作品

寝室はギリシャを思わせるブルーと白で統一。光沢があり光を反射する工業用のペイントを床に使ったことで、部屋が明るく見える。読書灯はヤコブセン

窓から、道に駐車したマリアの愛車、オフホワイトの2CVが見える窓ぎわ。セラミックで魚を描いたテーブルは、1950年代のロジェ・キャプロン作品。木の花瓶は1960年代のギリシャ、カテリナ・エヴァンジェリドゥー作。

サイドテーブルにしているのは、ドイツのブランドe15のスツール。黄色のランプはオニキスで、ミカエル・ナスタシアーデス作。表面に布の質感をつけたガラスの花瓶は、ヴォーゲル・スタジオのもの
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