KYOTOGRAPHIE 2025 開幕! シャネル・ネクサス・ホールが主催するインド出身アーティストの展覧会へ

インド出身のアーティスト、プシュパマラ N (Pushpamala N)を紹介する展覧会「Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall」が4月12日(土)から京都文化博物館 別館でスタート。
Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall〈Mother India〉
Bharat Mata © Pushpamala N
シャネル・ネクサス・ホールは、20周年を迎えるにあたり昨年スタートさせた新たなプログラムを、今年はさらにパワーアップ。2025年最初の展覧会では、写真を主なメディアとして創作活動を行うアジアのアーティストにフォーカスしたシリーズの第二弾として、昨年の中国に続き、今年はインド出身のアーティスト、プシュパマラ N (Pushpamala N)を紹介。
プシュパマラ Nは、インドのバンガロール(現ベンガルール)を拠点に活動するアーティスト。もともと彫刻家として開始したプシュパマラの創作活動は、写真や映画へと移行し、1990年代半ばから、自らがさまざまな役柄に扮して示唆に富んだ物語を作り上げるフォト・パフォーマンスやステージド・フォトの創作に。その作品は、女性像の構築や、国家の枠組みを探求するもので、美術史、アーカイブ資料、大衆文化から引き出された象徴的なイメージや原型を丹念に再現しています。
Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall〈The Arrival of Vasco da Gama〉
The Arrival of Vasco Da Gama (After an 1898 painting by José Veloso Salgado), 2014 © Pushpamala N
4月12日(土)からKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭の一環として、京都文化博物館 別館で開催される展覧会「Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall」では、近年テート・モダンで展示された〈The Arrival of Vasco da Gama〉に加え〈Mother India〉、〈Avega~The Passion〉を含む3つの主要な作品シリーズを展示。
〈The Arrival of Vasco da Gama〉は、プシュパマラが歴史的にも有名な西洋絵画をベースにすると同時に自ら男性の主役に扮した作品。そして、〈Mother India〉は、現在も進行中のシリーズで、インドで最も通俗な歴史的メタファーのひとつである「母なるインド(バーラト・マータ)」を通じて、国家形成のあり方を遊び心を交えながら検証。〈Avega~The Passion〉は、紀元前3~2世紀にサンスクリット語で書かれた古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」のフェミニスト的批評を表現した作品です。
Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall
Bharat Bhiksha (after Calcutta Art Studio print circa 1878–80) , 2018 © Pushpamala N
インド出身のアーティスト、プシュパマラ Nが生み出す独特な世界観を堪能できる貴重な機会。京都で新たなアートに触れてみて。
【開催概要】
展覧会名: Dressing Up: Pushpamala N presented by CHANEL Nexus Hall
会期 :2025/4/12(土)~ 5/11(日)
開館時間 :10:00-19:00
休館日 :4/14(月)、4/21(月)、5/7(水)
入場料 :1200円
会場:京都文化博物館 別館
主催:シャネル・ネクサス・ホール
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