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【森山未來さんインタビュー】ダンサー? 役者? 僕はどう呼ばれてもいい。どっちも同じです。
森山未來さんと長澤まさみさんがダブル主演を務める舞台『おどる夫婦』が4月から始まる。とある夫婦の約10年間の軌跡が描かれる本作。作品と役への思いについて聞いた。
【鈴木亮平さんインタビュー】 自分を支える存在への感謝を再確認。今の年齢で演じられてよかったと思う

幸福感で胸が満たされ、涙が素直に頰を伝う……久しぶりにそんな経験をした。鈴木亮平さんの最新主演映画『花まんま』は、直木賞に輝いた朱川湊人氏の同名短編がベース。幼いころに相次いで両親を亡くした男が、親がわりとして育ててきた妹の巣立ちに葛藤するヒューマンストーリーである。
「ここまでストレートな人情劇を映画ではやってこなかったので、この年齢でできてよかったと思っています。人を育て、誰かのために生きてきた人物は、若いころには回ってこない役どころ。そして、いわゆる王道の物語のほうがむずかしいのだとも実感しました。脚本を読んだときの感動を、自分が入ることで下回るわけにはいかないので、撮影現場で生まれたものを大切にして、誠実にお届けしたいと」
妹には秘密があった。亡くなったある女性の記憶を幼少時から宿していた彼女が、兄に隠れて故人の家族と交流を続けていたことが判明。愛され、頼られていたのが自分だけではなかったという事実が、妹一途に生きてきた兄を打ちのめす。
「両親との約束を守ろうと、一生懸命育ててきた彼にとっては、両親と妹と自分の4人家族が聖域だったんですよね。だから頑(かたくな)になって……。誰だってそうですが、毎日生きていると日々は完璧ではないし、不満足なことも多い。家族や身近な人との間でも、ちょっとしたことで不満を感じたり、すれ違ったり……。でも、だからといって、いないほうがよかったなんてことには絶対にならないので」
大切な人の死。夢や理想の喪失。ストーリーや演じる役を通して、俳優は日々ドラマティックな喪失を体験する。そのたびに感じるのは「今、自分のまわりにあるものへの感謝」だと、鈴木さんはいう。
「家族に対しても支えてくれる人たちにも、『生きていてくれてありがとう』と。俳優にとって、人間ってどんな生き物なんだろう?という疑問は、いつも直面せざるをえないテーマなんです。愛情、人を思う気持ち、命の大切さ、幸福……ふだんは見過ごしているそうしたものへの思いをあらためて感じさせてくれるのが、フィクションのいいところなんだと思います。演じるにしても、見るにしても」
妹の記憶だけでなく、夢の中をさまよう場面、いるはずのない人との交信など、作品の随所に織り込まれた幻想的な場面にも癒される本作。ファンタジーは心を慰め、前に向かわせる力なのだ。
「仕事は自分のためにやっているもの。でも、僕ひとりの力では絶対になしとげられなかったと思うことも、たくさん経験しました。生きている人はもちろん、今はこの世にいないけれど自分を愛し、導いてくれた人たちが見守り、助けてくれているのかもしれない。そんなふうに感じるときもありますね。確信に近いかたちで」

鈴木 亮平
『花まんま』

結婚を決めた妹。だが兄は、彼女のある“秘密”を受け入れられず……。鈴木さんも台詞作りに参加した感動のクライマックスに注目。出演は鈴木亮平、有村架純ほか。監督:前田哲、脚本:北敬太、原作:朱川湊人「花まんま」(文春文庫)。4月25日より全国公開。
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