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【望海風斗さんインタビュー】マリア・カラスを生きる。歌に、愛に情熱を注いだ世紀のプリマドンナに
呼吸するように歌い、惜しみなく自らを投じて演じる。歌劇以上にドラマティックな人生を駆けぬけた至高の歌姫マリア・カラスに、今、望海風斗さんが自身を重ねる。
【森山未來さんインタビュー】ダンサー? 役者? 僕はどう呼ばれてもいい。どっちも同じです。
正体がつかめない。ダンサーとしては、カリスマ。そのパフォーマンスはあまりにも鮮烈だ。演技者としても、登場するだけでその作品に、なまなましいリアルを吹き込む。そしてさらにこの人は、それだけじゃない何かを、もっている。その彼が、4月から始まる舞台に立つ。長澤まさみさんと3度目の共演ということもあり、注目を集めている『おどる夫婦』だ。
〈おどる〉って、〈踊る〉?
「ね、どうなんでしょうね?(笑) 僕が演じる夫のヒロヒコは“人はなぜ生きているのか”という命題にとらわれて、まともに働くこともできない。という設定しか、今のところ聞いていなくて。それを作・演出の蓬莱竜太さんがどう表現したいのか、妻のキヌとの関係性をどう展開するのか。稽古場でみんなとコミュニケーションを重ねながらつくっていくことになります」
妻は〈現実との戦い〉に疲れ果て、夫は〈心の戦い〉に没入して身動きがとれない。不協和音を背景に、この夫婦はどんなふうに踊るのだろう?
さてその、森山未來の正体について。演じるのも踊るのもほかのことも、彼にとっては自分を生きる活動のひとつ。近年はアートにかかわる施設の運営にもかかわっているという。
「踊りは身体を使う、演劇はそこに台詞という言葉が加わる。違う表現のように思われがちだけど、身体が饒舌に響くこともあるし、言葉がこちらで想定した理解にいたるとはかぎらない。どちらも100人いたら100通りの受け取り方がある。よく、肩書はダンサーですか役者ですかって確認されますけど、僕にとっては、なんでもいいんです(笑)」
なんでもいい、けれどその先に、見つめているものがある。
「あまり明確に目標を立てるような人間ではないんです。でも自分の中に、こうでありたいというイメージはあります。媒介者であること、ですね」
聞き慣れない言葉が、彼の口から飛び出した。いったいそれは、何?
「媒介者であることは、日本の芸能の基本といえるのではないでしょうか。日本のアニミズムからつながる思想です。主体的に動く、踊るのではなく、何かに動かされていると感じる。もちろん主体もあるんですがね。そことのバランスはまだ、探り中です。踊りも演劇もプロジェクトの運営も、他者との関係によって立ち上がるアクションであり、表現なんです。だから一見バラバラなことをしているようだけど、すべて自分の中ではつながっている」
令和7年の今を生きながら、同時に彼は、脈々と引き継がれてきた芸能の真髄を、引き継ごうとしている。踊ることはきっと、生きることなのだ。
森山未來
Bunkamura Production 2025『おどる夫婦』
気鋭の演出家・蓬莱竜太が長澤まさみと森山未來を起用して、とある夫婦の約10年間の軌跡を描く。作・演出:蓬莱竜太。出演:松島聡、皆川猿時、小野花梨、伊藤蘭ほか。
4/10~5/4、THEATER MILANO-Za
問☎︎03・3477・3244
※大阪、新潟、長野公演あり
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