知的でありながらもセンシュアルな印象『アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ』【今週末、持っていくならこの1本】

緑が眩(まぶ)しくなってきた季節。数あるイタリアの銘醸ワインの中でも特に洗練された味わいが楽しめる『アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ』で大切な人と楽しい時間を。

『アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2020』

『 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2020 』

ひと味違う個性派赤でラグジュアリーな時間を

緑が眩しくなってきた。お持たせになら泡か白? いいえ、ここはちょっとひねりを効かせて、この季節にも楽しめる赤を。それも特別な造りのものなら、友人たちも喜んでくれるはず。

ひらめいたのは、イタリアの銘醸ワインのひとつ、アマローネ。陰干し(アパッシメント)した干しブドウで造られ、果実の凝縮感と甘味、そしてワイン名の語源でもある苦味(アマーロ=苦い)が特徴のヴェネトの赤。濃厚な味わいから秋や冬のイメージをもたれがちだが、この『アレグリーニ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2020』はひと味違う。数ある中でも“極めて”洗練されているのだ。チェリーやカシスなどの果実の香りとバラや芍薬のフローラルなアロマが心地よく、奥に隠れているシダ類のニュアンスが、一瞬森の中へと誘(いざな)ってくれるかのよう。果実の甘さも控えめで、知的でありながらもどこかセンシュアルな印象だ。

「アレグリーニ」は7世代続く家族経営の生産者で、イタリアの権威あるワイン誌『ガンベロ・ロッソ』で最高評価の“トレ・ビッキエリ(3つのグラス)”を何度も獲得した実力派。同誌の“ワイナリー・オブ・ザ・イヤー”も受賞した名門で、その優美さから世界的評価も高い。食事会のメインは肉料理であることが多いが、ローストはもちろん、すき焼きなどの甘辛いしょうゆ味ともよく合う。また、食後にチョコレートとともにゆったり楽しむのもカンティーナ(ワイナリー)のシニョーラ流。魅惑的な赤は、大人の時間をリュクスに彩ってくれる。

『 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2020 』

イタリア ヴェネト州。コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ各45%、ロンディネッラ、オゼレータ各5%。“ヴァルポリチェッラ”とはヴェローナ北部のワイン産地名のこと。赤い果実や芍薬、バラ、五香粉の香り。ふっくらとした果実味に繊細な酸味が美しく溶け込み、タンニンもシルキー。ローストビーフやラムチョップなどの肉料理と。すき焼きや鴨の治部煮といった和食やチョコレートにも。
750㎖ ¥16,500 お問い合わせ エノテカ 0120・81・3634

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