【京都 新しい食の愉しみ】”京中華”を和モダンな雰囲気で楽しむ『廣澤』

京都グルメといえば京懐石やおばんざいのイメージが多くあるが、今回紹介するのは京中華。辛味を控え、食感や香りを生かした調理法で、素材のおいしさを味わう。

廣澤|四条烏丸|

名数寄屋造りで京中華

烏丸通から蛸薬師通を西に曲がり、路地奥へと進むと世界は一変。緑陰の先に数寄屋建築の町家がたたずみ、中に入ると庭を一望する和モダンなカウンターが広がりを見せる。「中国料理のイメージに縛られない料理を堅苦しくない雰囲気で楽しんでもらう店にしたかったんです。この町家と出会ったことで、京都でやる意味や意識が高まったと思います」と話す廣澤将也シェフ。8品ほどからなるコースは強烈な辛味や奇をてらった味つけはせず、食感や香り、火入れのかげんで味わいをきわだたせる。定番の四万十ポークの叉焼は脂身と赤身のバランス、冬瓜スープは洗練された味が余韻となる。11月には庭の紅葉も楽しめ、秋の風情と醍醐味を満喫できる。

庭と建物を一体に造る数寄屋建築の第一人者、 横内敏人氏の設計。情緒あるしつらえの中でい ただく食事は、京都ならではの楽しみ
庭と建物を一体に造る数寄屋建築の第一人者、 横内敏人氏の設計。情緒あるしつらえの中でい ただく食事は、京都ならではの楽しみ

庭と建物を一体に造る数寄屋建築の第一人者、横内敏人氏の設計。情緒あるしつらえの中でいただく食事は、京都ならではの楽しみ

¥25,000のコースから。高温の窯で脂を落としながら焼き上げた「叉 焼」。途中、ハチミツと水飴でコーティングしてうま味を凝縮する
¥25,000のコースから。高温の窯で脂を落としながら焼き上げた「叉 焼」。途中、ハチミツと水飴でコーティングしてうま味を凝縮する

¥25,000のコースから。高温の窯で脂を落としながら焼き上げた「叉焼」。途中、ハチミツと水飴でコーティングしてうま味を凝縮する

金華 ハムのスープで極上のおいしさを生む「松茸とフカヒレの冬瓜スープ」

金華ハムのスープで極上のおいしさを生む「松茸とフカヒレの冬瓜スープ」

生キャラメルソースがかかる「いちじくとカボチャのココナッツミルク」

生キャラメルソースがかかる「いちじくとカボチャのココナッツミルク」

廣澤

DATA

京都市中京区不動町183

☎︎075・200・97831

平日17:00、19:45一斉スタート

土曜12:00、17:00一斉スタート

定休日:日曜、祝日(不定休あり)

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