「10年ほど前、我が家の庭に二匹の子猫がひょっこり現れました。その頃、飼っていた猫が家から飛び出したまま帰らず、みんな意気消沈していたとき。二匹は無理だから、おとなしいシャムちゃんだけを家族に迎えようと家にあげました。ところが、学校から帰ってきた当時小学5年生だった次男が大泣き。兄妹なら離れちゃかわいそう! 二匹一緒じゃなきゃイヤだ! と言ってきかないんです。仕方なく庭を見ると、隅のほうにもう一匹のキジトラくんがうずくまっていて。これもご縁だと思い、二匹一緒に飼うことにしました」
二匹は今でも大の仲良し。Wさん一家を笑わせ癒してくれる、大切な家族の一員だ。
「とても大切な存在で愛していますが、だからといって溺愛はしていませんよ(笑) お互いにマイペースで自然体。つかず離れずな距離感が、私にもとても心地いいのです。10歳を過ぎてちょっと体調を崩しがちですが、いつまでもそばにいてほしいと願っています」