たったこれだけでいい! 座りすぎを解消する日常生活の心がけ【50代のお悩み】

“座りすぎ”に陥りやすいのは、生活が便利になったことの裏返し。座りすぎを解消する日常生活の心がけを7つをご紹介。

たったこれだけで、いいんです!

日常生活の心がけで、座りすぎを解消!

教えてくれたのは…
早稲田大学
スポーツ科学学術院教授
岡浩一朗先生
専門は健康行動科学、行動疫学。運動不足の弊害およびその解消方法を研究テーマとする。欧米で盛んな「座りすぎ」による健康リスク研究の第一人者で、什器開発やオフィス環境のプロデュースでも活躍。著書に『長生きしたければ座りすぎをやめなさい』など。

【鉄則1】長時間座る際は、30分おき(または1時間おき)にブレイクを入れる

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簡単なようだが、座ることに慣れた身には、意外にむずかしい。まずは、自身の生活環境で、立つきっかけにできることをリストアップ。最低でも1時間おきくらいに実行しよう。あまりにも忘れてしまうなら、タイマーを利用するのも手。Apple Watchのアクティビティ機能の「スタンド」は、50分おきに立つことを促してくれる。

座る・立つを取り入れるアイデア

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モノの配置は少し不便なくらいが◎

危険なのは、ソファに座ったまますべてがまかなえる状態。よく使うものほど、少し不便なくらいの位置に。
家電はできるだけ本体操作を心がけて

細かい操作はリモコン頼みの時代だが、立ち上がる回数を増やすなら、昔のように本体での操作を取り入れて。
見ているテレビ番組がCM に入ったら立つ

テレビの前に座る時間が長い人向き。録画視聴派も、「飛ばす!」のではなく、立ち上がる機会として有効活用を。
ブレイクの相棒として犬を飼う

家で過ごす時間が長く、座りがちな人におすすめ。かわいいワンコは、立つ、歩くのモチベーションとしては最強クラス。
ひとつ違う階のお手洗いを利用する

どうせ立つ機会なら、少し負荷を多めに。脚をしっかり使う、階段の上り下りが入るのがミソ。観劇の休憩などでも有効。
かかってきた電話を受けるときは必ず立つ

長時間の座りっぱなし解消のきっかけとして取り入れやすい。在席かどうかや、行動予定表の確認もしやすくなるかも。
Column
岡先生は、どうしてますか?

聞いてみると、「実は通勤中、座れれば座ってます」と驚きの答えが。「駅から大学まではちょっと遠いのですが、そこは歩いています。出勤後は立っている時間が多いですね。研究室もスタンディングデスクを導入しています」。電車内は"ひとりの時間" として有効活用し、集中して論文や本などを読む時間にあてているそう。要は、電車なら必ず立つというのではなく、個々の生活に合わせてメリハリをつけることが大事なのだ。

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