牡蠣産地としての歴史は古く、約100年前、パリの博覧会で表彰されたことから世界的に人気が高まったのだそう。
島の各地に牡蠣の産地が点在しているなかで一番有名なのは、もちろんマルペック。でも、牡蠣好きに言わせると、「ラズベリーポイントがおいしい」「いや、ニューロンドンだ」と、それぞれに味わいが異なるのだとか。
どの産地であれ、一口食べればその味わいに魅了されるはず。絶景とともに味わうのなら、「カリナリー・インスティテュート・オブ・カナダ」へ。シェフを育てる料理専門学校にあるダイニングでもあるここは、予約をして、少しお洒落をしていきたい店。一面のガラス窓の向こうに見える大海原とともに楽しむランチやディナーは格別だ。
漁港にある小さなシーフードショップで豪快に食べるのもいい。牡蠣の産地のひとつ、スタンレーブリッジの港には「ギャランツ・シーフード・マーケット」という小さなシーフードショップがあり、店内で獲れたてを食べることができる。レモンをきゅっと搾って口に頬張ると・・・・・・磯の香りとほんのりとした甘みに、思わず顔がほころんでしまう。
マルペック・オイスターは日本の牡蠣より小ぶりなので、何個でも食べられそう。とびきりおいしくてフレッシュな牡蠣を食べに行く。そんな目的でプリンス・エドワード島を訪れるのもおおいにアリ、なのだ。