古典柄をベースにアレンジ ぎをん齋藤の“きもの”【京都 唯一無二の逸品】

2018年9月29日
古くから、京都は全国各地から選りすぐりのセンスが集まる地。だから京都での買い物は最高に楽しい! 呉服店“ぎをん齋藤”のきものは、柄の位置どりや色の指定、組み合わせなどをすべて当主がディレクション。昔ながらのきものづくりを守り通して作られる品々は、まさに逸品。

「齋藤さんにしかないものづくりがあります」 by浅草芸者 乃り江

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刺繡はすべて自社制作。裏に糸が渡らない桃山時代の「桃山繡い」は限られた職人だけができる高度な縫い
店内にディスプレイはなく、部屋にかかる暖簾や建具は季節で替わる。訪問の際、事前に連絡し、希望を伝えるときものを用意しておいてくれる
宮中の庭を表す「御所解」の柄を刺繡と疋田絞りで表現したきもの。光沢を抑えるために撚よ りをかけた糸で織った菊花文の生地は齋藤オリジナル
 下絵はもとより生地の織り、染め、刺繡に至るまで、職人を抱え、昔ながらのきものづくりを守り通している呉服店。「京都に数多くきもの屋さんがあれど、ここまでものづくりにこだわっているきもの屋さんはほかにありません。白生地からつくる、ということは画家がキャンバスからつくるのと同じくらいすごいこと」と話す浅草の芸者・乃り江さん。

 柄は古典柄をベースに齋藤風にアレンジしたものが中心。柄の位置どりや色の指定、組み合わせなどはすべて当主がディレクションし、職人は昔の優れた仕事にルーツを探り、ものづくりに励んでいる。同じものはひとつとしてなく、心技をつくしたていねいな仕事が見てとれる。

 代々花街筋の顧客が多いが、今は一般のごひいきが増え、きもの初心者も快く対応してくる。秋と春には京都店を開放し、約1000点のきものを展示。この秋の京都旅のお目当てにしてはいかがだろう。
ぎをん齋藤
京都・祇園に170年続く呉服店。9/30~10/6、京都店にて「陳列会」を開催。新作を中心に約1000点のきものが展示販売される。
京都市東山区新門前西之町200
☎075・561・1207
9:00~17:00
㊡日曜、祝日

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