疲れているのは体じゃなく「脳」! アラフィー世代が注意したい“脳疲労”とは?

日々の疲労感にお悩みを感じているアラフィー女性も多いのでは? 実はその原因は脳にあるかも! 脳の老化にもつながるという“脳疲労”をためないアドバイスを、専門医がお教えします。

疲れたときの定番行為が、脳疲労の上乗せに?

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■精がつく食べ物… 消化が悪く、自律神経へ負担大。
■デスクワーク後の激しい運動… 自律神経フル稼働。
■温泉旅… 旅疲れやのぼせで脳疲労が起こるケースも。

「元気になるはず」「気分転換」というマスキングによって、疲労を自覚しないのがかえって怖いので、注意。では、そもそもの日中の脳疲労の蓄積を少なくする方法はある?
「まずは脳からのサインをしっかり受け止めてください。疲れの段階として、“飽きる”“パフォーマンスが下がる”“眠くなる”というのがあります。飽きを感じたら、休憩したり、作業内容を変えて、使う脳の部位を変えてあげましょう。

また、加齢によって自律神経が機能低下しているのは事実ですから、エクラ世代のかたは、若いころのようにがんばりすぎず、要領よく“手抜き”することも大切です。これまでの経験を生かして、うまく力の配分ができるようになるのが理想ですね。
また、抗酸化物質“イミダペプチド”を積極的にとるようにしましょう。」

24時間フル稼働の自律神経を疲労から守るべし!

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意識的に体を動かすときに使われる体性神経と違って、内臓器官の機能維持にかかわるのが自律神経。体が安定した状態にあるよう、24時間目まぐるしく気くばりしている。

「自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、活動時には交感神経優位、休息時には副交感神経優位というように、バランスをとりながら働いています。交感神経優位から副交感神経優位になるほうが時間がかかるため、睡眠前には時間をかけて副交感神経が優位になるよう心がけましょう」。12月にしがちな暴飲暴食も自律神経にはNG!
教えてくれたのは……
東京疲労・睡眠クリニック院長
梶本修身先生
大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授、「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」総括責任者。疲労回復の大切さを説く『すべての疲労は脳が原因』など著書多数。
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