エッジーでピュアな味わいにクラっとするニュー・カリフォルニアワイン【飲むんだったら、イケてるワイン】

2019年1月16日
“カルフォルニアワイン=濃厚”という従来のイメージを完全に覆した“ニュー・カルフォルニアワイン”は、繊細な果実味とピュアな酸味が特徴。休日の夕方に、ちょっとしたおつまみと楽しみたい“イケてる”一本をワイン&フードジャーナリストの安斎さんが解説。

イケてる理由:例えるなら、“育ちのいい不良少年”!? エッジーでピュアな味わいに、クラッ

Arnot-Roberts(アルノー・ロバーツ)

シャルドネ ワトソン・ランチ・ヴィンヤード ナパ・ヴァレー 2016

「“壁ドン”されて恋に落ちるってこういうこと?」。一瞬、少女漫画の主人公のような気分にさせてくれたのが“ニュー・カリフォルニアワイン”だった。繊細な果実味とピュアな酸味。ナチュラルなその味は、従来の“カリフォルニア=濃厚”のイメージを完全に覆した。どこかエッジーなスタイルも新しく、たちまち魅了されてしまったのだ。

お気に入りは「アルノー・ロバーツ シャルドネ ワトソン・ランチ・ヴィンヤード ナパ・ヴァレー 2016」。レモンや白い花の香りに優しく包まれる。“ニュー・カリフォルニアワイン”とは、新しい世代の生産者たちによる「テロワールの個性を生かしたエレガントなワイン」のこと。

元『サンフランシスコ クロニクル』のワインライター、ジョン・ボネ氏の著書『ザ・ニュー・カリフォルニア・ワイン』が注目のきっかけとなった。「アルノー・ロバーツ」は幼なじみのふたりによるワイナリーで、条件に恵まれているとはいえない冷涼な土地からすばらしいワインの数々を生み出し、今やカリスマ的存在となっている。

 このワインを飲むなら、休日の夕方がいい。ちょっとしたおつまみと楽しめば、ワインの“ピュアさ”が少し疲れた心をふんわりと膨らませてくれる。フレッシュ感も心地よく、「もしかして、これは飲む美容液?」と、また杯を重ねてしまうのだ。
シャルドネ100%。ナパ・バレー最南端で育つシャルドネは酸味が繊細でクールなニュアンス。フルーティな香りが魅力。ラベルのイラストはネイサンの祖母でロバート・モンダヴィの妻、マーグリット・モンダヴィによるもの。750㎖ ¥6,700/ワイン・イン・スタイル
教えてくれたのは……
あんざい きみこ●ライフスタイル誌やワイン専門誌で料理やワイン、旅などの記事を手がける。国内外のワイナリーや醸造家取材も多数。著書に『葡萄酒物語』(小学館)。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ。

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