お気に入りは「アルノー・ロバーツ シャルドネ ワトソン・ランチ・ヴィンヤード ナパ・ヴァレー 2016」。レモンや白い花の香りに優しく包まれる。“ニュー・カリフォルニアワイン”とは、新しい世代の生産者たちによる「テロワールの個性を生かしたエレガントなワイン」のこと。
元『サンフランシスコ クロニクル』のワインライター、ジョン・ボネ氏の著書『ザ・ニュー・カリフォルニア・ワイン』が注目のきっかけとなった。「アルノー・ロバーツ」は幼なじみのふたりによるワイナリーで、条件に恵まれているとはいえない冷涼な土地からすばらしいワインの数々を生み出し、今やカリスマ的存在となっている。
このワインを飲むなら、休日の夕方がいい。ちょっとしたおつまみと楽しめば、ワインの“ピュアさ”が少し疲れた心をふんわりと膨らませてくれる。フレッシュ感も心地よく、「もしかして、これは飲む美容液?」と、また杯を重ねてしまうのだ。