すぐ出かけたい!いいお湯、地元の味、絶景を堪能できる「雪見と美食の宿」 五選

旅の醍醐味はその季節を五感で感じること。雪に白く染められた世界で、その土地でしか味わえない食材を堪能し、ゆっくりと湯につかる……。実はこの季節が一番贅沢かもしれない。雪深くなる2月、この機会を逃さず、今すぐ出かけてみたい。

2.日本酒が楽しめるオーベルジュのような宿

『酒の宿 玉城屋』

昨今ブームの日本酒界を牽引する名酒蔵がひしめく新潟。実は、草津や有馬と同じく日本3大薬湯に数えられる松之山温泉を有する土地でもあるのだ。
なかでも注目は、若き4代目・山岸裕一さんに代替わりした宿『玉城屋』。彼自身がJ.S.Aソムリエ資格、利き酒師、酒匠、調理師免許までもつ経営者で、東京の二ツ星レストラン『リューズ』から栗山昭シェフを呼び寄せて、日本酒とワインのペアリングディナーを二人三脚でスタートしてからは、リピーターが絶えないと大評判だ。
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 良質な越後の水と空気が育んだ地野菜や肉を、一流の技術でスペシャリテに仕上げる。希少な越後の地酒や新潟ワインをひと皿ひと皿に合わせて最高の状態でサービスする……、目ざすのはここでしか味わえない「里山キュイジーヌ」。例えば、スターターの豚リエット入りグジェールには、酸味が特徴的な地元・阿部酒造の生酛造りに自ら炭酸を注入したスパークリングを! 同世代で息の合う栗山シェフと山岸オーナーの日本酒ペアリングテクニックにゲストがとりこになるのも当然なのだ。美食経験値の高いエクラ世代に、とっておきの隠れ家オーベルジュとなるはず。
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地元の銘柄豚を使ったメイン「妻有ポーク 越乃紅」。0℃で1年間ねかせたフルーティな辛口「苗場山」の純米大吟醸をペアリング
アサリだしのフランが入った春菊のひと皿。地元・西バイ貝のコンフィを仕込んで
リノベーションした露天風呂つき特別室「椿」。寝椅子も完備され、テラスで雪と月をゆっくり眺めても。最高級シモンズベッドで寝心地も最高
☎025・596・2057 
新潟県十日町市松之山湯本13 
料金/¥18,000〜(2名1室利用の1泊1名料金、2食つき 税別・サ込) 
客室/10室(うち露天風呂つき3室、内風呂つき1室) IN15:00 OUT10:00
温泉/露天風呂2、大浴場2 
アクセス/JR上越新幹線・越後湯沢駅より北越急行ほくほく線に乗り換え、まつだい駅よりタクシーで約15分。まつだい駅より送迎あり(要予約)。車なら関越道六日町ICより60分 
http://www.tamakiya.com/
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