「大将と女将さんのかけ合いから、一貫ずつの出し方まで、すべてが唯一無二のエンターテインメント。お鮨を食べ慣れた目上のかたをお連れしても必ず喜ばれます」と、N山さん。マグロは下田産や銚子産、その日の一番をかたまりから切り出し、約35℃のしょうゆでヅケに。松葉ガニや伊勢エビは生きたままの姿を見せてから調理し、ウニは産地もブランドもわかる箱ごと、まずカウンターへ。「嘘偽りいっさいなし」とすべてをゲストの前で行うのがスタイル。中治さんの軽妙な口上に終始ゲストがわき、女将のみえ子さんのおっとりした合いの手に、また笑いが起こる。
極上素材と真心のもてなしが織りなす“鮨ライブ”は、「満足感」をはるかに超えた感動体験だ。