「氷艶2019-月光かりの如くー」髙橋大輔は「魅せる!」の天才だった!

エクラ編集長の主観的「感激の観劇」記録。
こんにちは、エクラ編集長の長内です。

7月26日から28日まで横浜アリーナで開催された、宮本亜門演出、髙橋大輔主演の氷上のエンターテインメント、「氷艶2019-月光かりの如くー」の初日第一回公演の取材いたしました。


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ⓒ氷艶2019
ひとことで言うと「見所ありすぎ!」。
時代衣装で滑る、演じる、歌う。素晴らしいキャストと、その個性を活かし切った演出。宮本亜門さんはすごいと思いました。「魅せる!」のダイバーシティ!
この写真1枚からもわかると思いますが、源氏物語を大胆に、いや「かなり大胆に」解釈。スケーターである髙橋大輔さんのほか、右は俳優の福士誠治さん、左は元宝塚歌劇団トップスターで現在は舞台女優として活躍する柚希礼音さん。
えええっ! こんなに豪華なキャストが共演。しかも、これ、氷の上なんですよ!
時代衣装でのスケーティングもすごかったです。
荒川静香さんの悪女的表現が怖いくらいだったし(平安調のカツラをつけて、イナバウアー的な演技もされていました。今も思い出すと夢にでてきそうです)、織田信成さんはあの明るい持ち味を封印して、陰陽師の妖しい世界をつくりあげていました。ランビエルさんは、セリフを発さずとも、役をしっかりつかんでいて、所作も美しかった!うっとり。リプニツカヤさんの可憐さはマジで妖精かと思いました(彼女が魅力的でないと、話しがすすまないのですよ)。村上佳奈子さんの活発さの裏にある切なさや、鈴木明子さんの悲しみの抑制のきいた表現も素晴らしかったです。一流スケーターたちの高い表現力をあらためて実感しました。
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荒川静香 ⓒ氷艶2019
平原綾香さんの、儚さの中に強さのある透明感はまさに桐壺の更衣、藤壺の宮。
柚希礼音さんはその存在感に圧倒されまくり!横浜アリーナが狭く感じるほどの迫力です。勢いのある歌声! そして女性としての秘めた思い・・・。泣けます。

そして福士誠治さん。じつはこの人が個性と才能がバラバラないろんなキャストを繋いだ名脇役でした。(しかもスケーティングの才能も!ふつうに滑るだけでなく、なんと弓を使いながら滑っていましたよ!!「今からでも本気でフィギュア、やってみないか?」と声をかけたくなったのは私だけではないはず)。

俳優の波岡一喜さん、西岡徳馬さんも(おそらく氷上でスケートをはいて演技したことはなかったのではないかと思いますが、、、)しっかり集中して、ストーリーを運んでいました。
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柚希礼音 ⓒ氷艶2019
氷艶は、いわば「表現の異種格闘技戦」。セリフを喋らないスケーターは滑りで。スケートで踊れない俳優はセリフで。 それぞれが自分のジャンルの最高の表現をしながら、同じ氷上に立つ共演者ができない部分を補完しあって、素晴らしい物語を紡いでいくわけですよ。

でね、それを全部一人でやったのが髙橋大輔さん。(セリフのある)演技をする、優雅に滑る、殺陣アクションもある、そして歌う。舞う! やっぱりこの人は「魅せる」天才です!
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髙橋大輔 平原綾香 ⓒ氷艶2019
今回の氷艶には、ほかにもすばらしいスケーターや和太鼓奏者たち、アクロバットパフォーマーなどが出演し、町の人々や海賊を演じていました。そしてテーマ音楽は松本孝弘さん。これも心に残る曲でした。衣装も素晴らしかったです。華があって、かつ、スケーターの動きを美しくみせてくれる。チームラボのプロジェクションマッピングは観客を次々と異世界につれていってくれました。
どれひとつ「手抜き」のない表現に、横浜アリーナの観客はみな、大満足だったと思います。(私の知人も、名古屋からやってきて横浜に宿泊、全部で5ステージ、観ていたようです)。
これをまとめきった、演出の宮本亜門さん、すごい!

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ⓒ氷艶2019
公演は7月28日に終了してしまいましたが、今後、テレビ放送や、衣裳展もあるので、まだまだお楽しみは続きますね。

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