夏の夜は時間を忘れて読書を。女性書店員おすすめの<夢中になれる本>6選

夏の旅のおともや、自宅でのんびりなど、夏は本とじっくり向き合う絶好の機会。ブックファースト&有隣堂の女性書店員、アラフィー世代に響く本を厳選してご紹介!

ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店 佐藤みどりさんがおすすめする3冊

思わず考えちゃう

『思わず考えちゃう』

ヨシタケシンスケ 新潮社 ¥1‚000

「“あわよくば、生きるヒントに。”と表紙にあるが、イラストとともに著者の言葉がするっと入ってくる感じ。うなずきながら最後まで読んでしまう」

Blue

『Blue』

葉真中顕 光文社 ¥1‚700

「平成最初の日に生まれ、平成最後の日に死んだ男をめぐるクライムノベル。児童虐待などテーマは重いが、自分も生きた時代を振り返りたくなった」

こうしてイギリスから熊がいなくなりました

『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』

M・ジャクソン 田内志文/訳 東京創元社 ¥1‚500

「イギリスで絶滅した熊をめぐるお話。ファンタジーのようで人間への皮肉が痛烈。イラストも雰囲気バッチリで、こんな寓話もいい! という気分に」

 

有隣堂アトレ恵比寿店 高橋由美さんがおすすめする3冊

ほんのきもち

『ほんのきもち』

朝吹真理子、彩瀬まる ほか 扶桑社 ¥1‚600

「16人の作家が書き下ろした短い贈り物の話。タイトルに惹かれて読んだら親しい友人を思い出し、実際に“ほんのきもち”を交換しました」

続 横道世之介

『続 横道世之介』

吉田修一 中央公論新社 ¥1‚600

「人気小説の続編。世之介の大学卒業後の話だが、相変わらず彼はイラッとするけれど嫌いになれない男。それって案外好きということかも!?」

熱帯

『熱帯』

森見登美彦 文藝春秋 ¥1‚700

「謎の本を探すうち不思議な世界に迷い込む、森見ワールド全開の話。現実に向き合いたくないとき読めばここではないどこかに行っている気分に」

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