新店が続々登場!この秋行くべき「京都の和食店」 五選

秋の京都旅には美味しい料理も欠かせません。関西在住の食いしんぼうライターが教える、知っておきたい京都の新店をご紹介!人気店の新展開をはじめ、店主の個性が光るお店が増えています。

4.70歳で独立。老舗の主人自らが 焼き上げる、京風うなぎ

「大國屋鰻兵衛」

100年以上続く錦市場の川魚専門店『大國屋』が昨年1月に始めた、うなぎの蒲焼きと釜炊きごはんの食事処。厳選した国産うなぎを用い、蒸さずにそのまま焼く関西風の蒲焼きがひとり1尾楽しめる。うなぎもごはんも注文を受けてから作るためできあがりまでに20~30分かかるが、待つ価値は十分にある。

炭火でじっくり香ばしく焼き上げたうなぎは、表面はパリッとして中はふっくら。「身も皮も蒸したんとは全然違う食感です。たっぷりのうなぎにびっくりされますが、うちのはくせがなく、タレもあっさりしているので皆さんきれいに食べてくれはります」とご主人の山岡國男さん。釜炊きごはんと蒲焼きの器を2段に重ねた特注の器で提供し、茶碗や小皿は京焼の作家のもの。聚楽の壁に囲まれた坪庭を備えた空間の中、京の味と風情でおなかいっぱいになる。
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「地焼き鰻と土竈飯のセット」¥6,000。甘さ控えめのタレは追加できるように醤油差しに入れて別添えに。1杯目はうなぎとごはんをそれぞれ味わい、2杯目はうな丼風に、最後はお茶漬けにするとよい
70歳を機に食事処を始めた山岡さんはうなぎと川魚を知りつくす錦市場の重鎮。一尾一尾を15分ほどかけて炭火で焼き上げ、お客ごとに炊くごはんとセットにして提供している
大國屋がある錦市場からほど近く、風流な暖簾と看板が目印
☎075・255・2590
京都市中京区堺町通錦小路上ル菊屋町534
11:00~14:30(LO)、17:00~19:00
(閉店、夜は土・日曜のみ営業)
昼・夜ともに売り切れしだい終了 ㊡水曜、第4火曜
テーブル12席 予約がベター カード不可
地焼き鰻と土竈飯¥6,000、天然うなぎごはん 時価(予約のみ対応)
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