五感に響く器と宿に出会える 金沢の旅スポット五選

伝統文化が息づきながら時代の変化も受け止め、訪れるたびに新たな感動がわき起こる金沢。正道を追い求める職人から気鋭の作家まで、とびきりのセンスにめぐりあえる金沢の旅スポットをご紹介。

4.喜八工房 金沢店

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せん(木材)をごく薄く挽き、動きをつけたモーションプレート。大¥6,420、小¥3,780。(税込)"木地の山中" と称される熟練の技がいちだんと冴える。

匠の技で継承する和モダンな山中漆器

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大容量で軽い、けやき麵丼鉢(黒・古朱)各¥13,600(税込)

美しい木肌の表情が浮き立ち、手にもしっくり

 腕の確かな木地師、下地師、塗師、蒔絵師を擁する創業135年の『喜八工房』が直営。加賀市山中の伝統工芸、山中漆器を製造元ならではの価格で購入できる。国産天然木をろくろで精緻に挽き、本漆で仕上げた椀や鉢などのオリジナルのほか、セレクト品も扱う。
 「長く使っていると、漆がツヤを増したり擦れてきたり。その味に愛着がわくもの、気軽に手にして使い込む楽しさを感じてもらえるモノ作りを心がけています」。そう話す6代目の酢谷喜輝さんは伝統を守りながら現代の生活に合うデザインや仕様に取り組み、木目の個性がナチュラルに見える独自のウレタン塗料を施したものも。木の種類と特性、切り出す縦横の違いなどとともに、唯一無二の出会いがある。
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    ウレタン塗装仕上げと、生漆をすり込んだタイプがそろう、ちょこカップ。(上から)ナチュラル¥2,260、琥珀塗¥2,640、黒琥珀塗¥2,870(税込) 

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    感度の高いデザインで、使い勝手も上々

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店舗を構えるのは、ひがし茶屋街。お茶屋を改修した建物が、老舗の粋と響きあう
金沢市東山1の26の7
☎076・251・1151 
10:00~17:00 不定休
www.kihachi-web.com/

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