<福岡・鮨の名店①>「鮓 多㐂川(たきがわ)」でイノベーティブな九州鮨を堪能!

“博多前”の玄界灘を始め、対馬や五島灘といった九州の豊かな海で育った鮮魚が集まる地“福岡”の格別な鮨をご紹介! 昨年オープンした「鮓 多㐂川(たきがわ)」は、早くも鮨好きの間で噂に。伝統から外れずとも革新的な鮨を味わえ、まさに博多鮨の進化を体現する名店です。

鮓 多㐂川(たきがわ)

劇場のような空間で、イノベーティブな九州鮨を

《推薦人》

裏地桂子さん(ギフト・コンシェルジュ)、藤井健一郎さん(クランク マルチェロ代表)、渡辺康啓さん(料理家)

馬肉の昆布締めにすだちを絞る
馬肉は昆布締めとヅケのどちらかで。コース中盤の盛り上げ役を担う。写真は昆布締めにすだちを絞って。鮨めしは赤酢、米酢、隠し味のトマト酢の優しい風味

「仕事のていねいさもさることながら、小さな空間の美しさも味わえます」(藤井さん)

昨夏オープンした、「鮨好きの間で話題になっている」(渡辺さん)という新店。店主は東京・築地市場の仲卸や福岡の和食屋を経て『吉冨寿し』で修業を積んだ川上勝久さん。師匠には鮨の技術はもちろん、鮨屋のありようそのものを教わったという。
お店はわずか6坪。イチョウやヒノキ、土壁が使われ、よけいな飾りはいっさいなし。凛とした空気の漂う凝縮された空間が迎えてくれる。
コースは「あわびのわんたんスープ」といった温かいスープから。鮨の合間に、ひと工夫ある肴(さかな)が出される。鮨は伝統からはずれず、しかも革新的。赤酢を使った穏やかな酸味の鮨めしがネタを引き立てる。魚介は九州産をメインに、馬肉も登場。流れの中で自然においしいと思わせてくれるのはさすがだ。特注の日本酒をはじめ、自然派ワインもさりげなく合わせてくれる。「本当のおいしさを知る大将。その安心感がリピートにつながる」(裏地さん)という、博多鮨の進化を体現する注目の店だ。
有明海産のコハダの酢締め
有明海産のコハダの酢締め
塩と山椒、ツメの穴子
穴子は「塩と山椒」「ツメ」の2種類を必ず
皮目を炙あぶった白甘鯛
皮目を炙(あぶ)った白甘鯛
プロダクト・空間デザイナーの二俣公一による店の設計
店の設計は、海外でも活躍するプロダクト・空間デザイナーの二俣公一。「削ぎ落とされた空間で濃密なもてなしをしたい」と川上さん
深みのある鮨に合う自然派ワイン
深みのある鮨は自然派ワインにも合う
【Information】
福岡県福岡市中央区薬院2の16の6
☎080・3947・2166
18:00~、20:30~の2部制 
不定休 おまかせ¥15,000 カウンター8席
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