ひらがなと硬筆と日本酒。

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日中はずいぶん暑くなりました。でも、夕風は涼しく心地いい。

お料理屋さんのテイクアウトをいくつか買わせてもらって、今年初めての冷酒を開封。サワガニの素揚げを東京の自宅で食べるってちょっと不思議な感じがします。ところどころ脚が足りないのは、帰る途中で袋を落っことしたから。そこそこ形をとどめた貴重な3匹、残った4匹ほどとも、ありがたくいただきました。

お酒はラベルが可愛らしくてジャケ買いしていた「にいだしぜんしゅ 生酛 純米原酒」(写真2枚目)。仁井田本家という郡山の酒蔵のものです。

地酒のロゴというと、たいてい書体が黒々と太いか毛筆書きで、男性的。文字が細めの端正なラベルで記憶に残っているのは、「風露」くらい(※「東北泉」の純米大吟醸で、ある酒店のオリジナルボトル)。「しぜんしゅ」はさらに細くてしかも硬筆、印象の柔らかなひらがなというのが新鮮です。書を手がけたのは山下衿子さん。2つめの「し」が、いいバランスですね。

そのままテーブルに出しても映えるシンプルなボトルは、「金寶自然酒」の50周年に際して新たにデザインされたものだそう。そのお酒はというと、こっくりとした旨み、甘みがあり、おつまみを選ばず、ご飯がわりになってくれる美味しさです。
(編集B)

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