<ニューヨークマダムに聞いた>STAY HOMEからの今の暮らしは?「黒人差別問題に奔走」

世界中がSTAY HOMEを余儀なくされたコロナ禍にいる私たち。そんな今、海外のアラフィーは何を考え、どう過ごしているのか。今回は、ニューヨーク在住のミシェル・ヴァリアンさんにお話を伺いました。

世界のマダムに緊急取材! New York

Michele Varian

ミシェル・ヴァリアンさん

デザイナー兼ショップオーナー

 

コロナ禍の最中に激化した黒人差別問題に抗議の声を上げ連日デモに参加するように

デザイン画を描くミシェルさん。
❶デザイン画を描くミシェルさん。ミュージシャンの夫と暮らすシックなロフトは、たびたびメディアで特集されている。
ミシェルさんがセレクトしたセラミックウエア
❷ミシェルさんがセレクトしたセラミックウエア。地元の新進アーティストの起用にも積極的だ。
毎日作った野菜スープの材料。
❸ 毎日作った野菜スープの材料。デリバリーに頼ることなく、3カ月以上食事は手作りで。
ブルックリンの人気エリアに構えた自身のショップ
❹ブルックリンの人気エリアに構えた自身のショップ。

街の灯火を消すまいとビジネス活性化に奔走

ジュエリーから家具まで、可憐な世界観で女性の心をつかんできたプロダクトデザイナー、ミシェルさん。自身が営むセレクトショップでは、ステイホームによる変化が如実に現れたという。

「外出が制限されたことで、人々はよりユニークで特別なものを求めるようになりました。トイレットペーパーホルダーが飛ぶように売れるなんて予想しませんでしたが(笑)」

オンライン注文が増えて目まぐるしい忙しさだというが、小規模テナントを抱える大家を救済するシステムを立ち上げたほか、若手デザイナーに学びの機会を与えるなど、ミシェルさんは街の灯火を消すまいとビジネス活性化に奔走している。

「ステイホーム中も、スローダウンしている暇はありませんでした」

黒人差別反対の横断幕を作り、自宅前 を通るデモ行進にエールを送る
写真/Renée Monrose
❺黒人差別反対の横断幕を作り、自宅前を通るデモ行進にエールを送る。

今、特にエネルギーを注いでいるのが黒人差別問題だ。アメリカ国内にくすぶっていた差別問題が激化した背景には、今回の新型コロナウイルスによる致死率に人種間格差があったのも大きいからだ。

「自作の横断幕を窓の外に掲げ、家の前を通るデモに参加するのが日課と気晴らしになっています」とミシェルさん。コミュニティや社会に積極的にかかわる姿が印象的だ。

そんな彼女が暮らすのは、華やかなソーホーの中心地だ。

「レストランの多い場所柄、ほぼ毎日外食だった私たち夫婦が、自炊するようになりました。100日間料理をしつづけたのは快挙です」

結婚して20年近いミュージシャンの夫との長いステイホームは、衝突もなく楽しかったそうだ。

「些細なことで争うのはエネルギーのむだ。相手のすばらしさを尊重すれば、互いに寛容でいられる、それに気づくことができました」

一方、友人とのコミュニケーションはもっぱら「Zoom」を利用。アーティスト仲間と絵画のグループクラスに参加するなど活用しているが、現実世界で心を通わせられる日が恋しくなってしまったとか。

「ニューヨークはすれ違う他人とも微笑みを交わし、互いの存在を尊重しあう街ですから。マスクをつけるようになって、目の前の笑顔がいかに大事だったかを痛感しています」

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