<ニューヨークマダムに聞いた>STAY HOMEからの今の暮らしは? 「自分の信じる行動をするだけ」

世界中がCOVID-19の影響を受けている今。STAY HOMEを余儀なくされた海外のアラフィーは、今、何を考え、どう過ごしているのか。今回は、ニューヨーク在住のゾーイ・デル―さんをご紹介します。

世界のマダムに緊急取材! New York

Zoe Deleu

ゾーイ・デルーさん

ケータリング会社経営

 

医療従事者のため、見た目も栄養も優れた食事を週2回、100人分差し入れ

❶息子ふたりとマスク姿で近所の運河沿いを散歩中
❶息子ふたりとマスク姿で近所の運河沿いを散歩中。

仕事が白紙になっても、信じる行動をするだけ

「今回のロックダウンで、あたりまえなことなど何もないと気づかされました」と語るのは、ゾーイさん。ケータリングシェフの彼女は、新型コロナウイルスの影響でウェディングなど数カ月先まで埋まっていた仕事が一瞬にして白紙になったという。

しかしショックを受けたのもつかの間、ゾーイさんを奮い立たせたのは食を通じた社会貢献だった。感染の“震源地”と呼ばれたニューヨークの最前線で手を尽くす医療従事者のため、おいしくて栄養のある食事を無償で週に2回作り続けているほか、テイクアウトサービスの売り上げの一部も同様の支援のために寄付している。

「料理が私のすべてですから。自分の信じる行動をするだけです」という言葉が印象的だ。

❷病院で働く人々に食事を届けるチャリティ「コーヒー・トゥ・ザ・フロントラインズ」では、100人分の食事をひとりで調理する
❷病院で働く人々に食事を届けるチャリティ「コーヒー・トゥ・ザ・フロントラインズ」では、100人分の食事をひとりで調理する。
❸結婚20周年記念ディナーは自宅の庭で。夫が用意してくれたというテーブルアレンジも素敵!
❸結婚20周年記念ディナーは自宅の庭で。夫が用意してくれたというテーブルアレンジも素敵!

かつては24時間仕事のことを考える忙しない日々だったが、外出制限でゾーイさんの生活は一変した。

「息子たちとボードゲームに興じたり、庭や屋上で夫とワインを傾けたりして家での時間はとても平和ですが、ひとりになる時間が減ったのはつらいところ」と本音もポロリ。自分だけの聖域である仕事場へ行くことや散歩が目下の癒しだと笑う。

先の見えない状況でもポジティブでいられる秘訣をたずねると、「毎日が新しいスタートだと思うこと。日々を大切に過ごし、毎日立ち止まって未来を静観するようにしています」と教えてくれた。

❹ふだんの食事も野菜が中心。ブッラータチーズとルッコラのサラダ、グリーントマトのガスパチョ
❹ふだんの食事も野菜が中心。ブッラータチーズとルッコラのサラダ、グリーントマトのガスパチョ。
❺「料理で人を幸せにしたい」と語るゾーイさん
❺「料理で人を幸せにしたい」と語るゾーイさん。
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