今年に入ってから、占いに関する本であってもなくても、次の言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
「風の時代がやってきた!」
その言葉の意味としては、「これまでの物質主義(土の時代)から脱却して、知性や情報、アイデアに重点が移る時代(風の時代)になる」のだと。
なんだかワクワクします!
けれどもここで注意なのは、上に書いた文章は、土の時代の”ネガティブな面”から、風の時代の”ポジティブな面”へ移っていこうとすると、そうなるということ。
これをリバースして、土の時代の”ポジティブな面”から、風の時代の”ネガティブな面”へと移っていくこともありうるかもしれない、と考えると、つぎのような意味になってしまうのです。
「しっかりと地に足を付けて現実を見ることをよしとせず、不確かな情報やデマ、ウワサに振り回される」
なんだかドキッとします。
というのも、この時代がやってきてから、確かにそういった動きはありますよね。フェイクニュースとか、陰謀論などに振り回されている人がいる、というそんなニュースが出てきています。
都市伝説だった”陰謀論”、その広がりと扱いについて、大手の新聞などでも検証されるくらい、話題にのぼるようになっているのです。
どの時代が来ようとも、その”土”や”風”のポジティブな方を意識してつかみ取れるようにしないと、それこそ、あやうく足をすくわれてしまうのかもしれません。
さて、この”風の時代”について、今月くらいから一層、実感する出来事がありそうです。
今月の星の動きからは、「コミュニケーション」が大きなテーマなのです。
火星が3月4日にふたご座に入り、水星は3月5日に水瓶座で木星とコンジャンクション。
世の中では、会社では、身近でも。多くのコミュニケーション、議論、意見交換を目にすることがあるでしょう。自分もそのメンバーのひとりになるかもしれません。
けれどもここで重要なのが、いくつかは重要なことかもしれないのですが、情報の洪水の中では、いるもの、いらないものを区別することが難しいときがありそうなのです。
特に3月13日の魚座の新月の周りの日には、何気なく発された言葉を真剣に受け止めたり受け止められたりと、良くも悪くも”響きすぎてしまう”可能性があるのです。
みんながなんとなく、精神的に敏感になってしまうというのでしょうか。
太陽、月、金星、海王星が接近するこの時期。
自分は鈍感なほうだから大丈夫と思っていても、何かしらのサブリミナルなメッセージを、実際に言われていることと、混同してしまう危険もあるかもしれないのです。
どこまでが夢や希望なのか。
そしてどこからが現実的に対処が必要なことなのか。
明確に自分の中で線引きをする必要がありそうです。
情報も大事だけれども、自分の”肌感”も常に大事にしたい。
それが、これからの「風の時代」。
脳だけでなく、心もしくは、腸!?で感じるようなことも大事にしたいところ。
情報は取りに行くけれども、常に現実とのバランスを考えたうえでの判断や、行動していくことを心がけていきましょう!