3月20日の春分の日は、占星術での1年サイクルのスタートの日でした。
12星座のトップバッター、牡羊座に太陽が入ったわけです。
トップバッターである牡羊座の衝動的で赤ん坊のような純粋な性格に象徴されるように、この時期はあらゆることの芽吹きが始まり、いろいろなことをスタートしたくなる時期です。
日本ではちょうど卒業と入学のシーズンにもあたり、こうして桜が咲く時期ですから、なんとなく季節とも符合している感じがありますね。
21日は太陽に続き、楽しみごとを表す金星も牡羊座に入っており、3月末まで太陽とコンジャンクション(合)しています。
まだまだ感染予防対策が必要な今ですが、なんとなく気分的には楽しいことがしたくてたまらないし、少しくらい自分を甘やかしてもよいのではないかしら? と世の中の人が考えていそうなのが透けて見えます。
確かに、何かしらのストレス発散、セルフ甘やかしは必要です! そして吉でもあります。
でも、それが感染拡大にはつながらない別の何か、でぜひ追及していっていただければと思います。ちょっとぜいたくなお取り寄せ、スキンケア商品、または例えばお家カラオケセットなど!? アイデアは無限だと思いますが、ちょっと前までは「そんなの贅沢よね」と思っていたことに、少しくらいトライすることは決して悪くはなさそうです。
半面、この時期の注意点としては、ふたご座の火星とうお座の水星が緊張状態にあるため、ひとたび議論になると、それが激しそうであること。
先日のアメリカと中国の外交レベルでの対談でも象徴されるように、かなり”対等なものどうしのガチンコ勝負”が、今月中はいろいろな場所でみられることでしょう。
そして実は「知られていることと」と「信じられていること」がゴチャゴチャになりがちな状況なのがネック。これからの道筋がまだ不明確なのが気になるところです。
3月28日のてんびん座の満月も、ちょっと注意が必要。
太陽と金星に加え、カイロン(小惑星/見えない傷を表す)が接近しています。この時期は、自分の病気や古い傷が再びはっきりと現れる可能性があり、何かしらのアクションが必要になります。
一方で 3月30日にはコミュニケーションを表す水星と夢うつつを表す海王星が合になるのですが、調べようとしてもなかなか事実がはっきりしない、という可能性があります。積極的に改善しようとすると、予想よりも難しいことがわかるかもしれません。
でも、すぐに道筋が見えなくても、落胆しないで。もしかすると、この時期は科学的エビデンスよりも、ちょっとしたインスピレーションのほうがこれからのざっくりとした道筋を決めるために、役立つかもしれません。
春のようで、手放しで春を楽しめない・・。
なんとなく複雑な社会情勢や占星術的気運の今ですが、ある意味感じていることはみんな共通。だから安心してと言ってはおかしいかもしれませんが、焦らず、この時期を潜り抜けていきましょう!
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