今、世界中が注目する「韓国エンタメ」に何が起きている?【韓国エンタメ新聞】

昨年あたりから再燃する韓流ブーム。でもただのブームでやり過ごすのはもったいない! 今世界中から注目を集めている韓国エンタメにいったい何が起きているのか? 見せ方も技もますます進化した、その魅力をご紹介。

世界も熱視線を送る韓国エンタメにいったい今、何が起きている?

世界も熱視線を送る韓国エンタメ

ジャンルの壁を越えた、相乗効果が生む“おもしろさ”

昨年から続くコロナ禍の生活の中で爆発的に存在感を増していったのがインターネットで楽しめる韓国のカルチャーコンテンツだ。

大きなきっかけのひとつは、やはりドラマ『愛の不時着』。その中心となった主演俳優ヒョンビンは、韓国では長年トップスターだが、そんな大人の男”が王道のロマンスを演じたことで、アラフィー世代の心をもつかんだ。以降、Netflixは、パク・ソジュン主演の『梨泰院クラス』、ソン・ガン主演の『恋するアプリ Love Alam』など、マンガからそのまま出てきたような韓国イケメン”たちが主演するドラマで大ヒットを連発し、’20年には前年比6倍以上の視聴者を獲得。さらに今年に入って、韓国発のコンテンツに約530億円を投資すると発表している。

そして、今や世界的な大スターとなったBTS。昨年8月にYouTubeにアップされた「Dynamite」のMVは24時間で再生回数1億回を超え、ここでも「娘と見ているうちにハマってしまった」「圧巻のパフォーマンスに脱帽!」というアラフィーが続出。5月に発売になったばかりの「Butter」のMVもたった2週間で再生回数3億回突破を記録。その勢いはとどまることを知らない。

アカデミー賞においては、’20年に作品賞を受賞した『パラサイト』、今年助演女優賞を獲得した『ミナリ』、文学においてはベストセラー小説と映画化の両方で大きな話題を読んだ『82年生まれ、キム・ジヨン』など、同時多発的に起こったこれらの成果が、ジャンルの壁を壊したことが今の大流行につながっている。ドラマからK-POPへ、K-POPから小説へ、小説から映画へと興味は広がり、その場でまたしても最高におもしろい何かに出会うこととなる。

でもこれはまだ序章かもしれない。ドラマは今や韓国での放送をほぼリアルタイムで見られる作品が増え、音楽ライブは世界同時配信、K-POPアーティストを育てるオーディション番組も海外で次々と行われる予定と、そのうねりはますます大きくなりそうだ。

そう、韓国エンタメはこれからがきっともっとおもしろい。だから、今こそ、日々の楽しみのひとつとして、ぜひ加えてみてほしい!

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