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「シャネル N°5」特別メニューがシャネル銀座並木のトリートメントサロンに登場
シャネル銀座並木のトリートメント サロン、ル サロン ボーテに「シャネル N°5」のアニバーサリーを記念した特別メニューが7月1日(木)より期間限定で登場。
永遠のモダニティ「シャネルN°5」100年の時を超え愛される魅力を語る
花の模倣ではない、永遠の女性性を描く香りは、纏う人を、極上の女に導いていく
――文/齋藤 薫
天才の多くは予言者だ。ダ・ヴィンチもスティーブ・ジョブズも世の中を変える発明をする人はみな……。ガブリエル シャネルも紛れもなくその一人だった。100年前、コルセットと重いドレスを脱がせ、女性たちに踝(くるぶし)の見える動きやすい“現代服”を着せたこと自体、装いの予言であり、シャネルのスーツにバイカラー シューズという不変の定番を生み出すのもまた予言。何より「ファッションは移り変わるが、スタイルは永遠」など本質を突く名言を数々残し、世紀のベストセラーN°5を創造したことも、それをまざまざ裏付ける。
誕生から100年、ずっと香水界のトップを走り続け、古典的とも伝統的とも言わせない。N°5は、ただのロングセラーではないのだ。纏った人を美しくする魔法は今もリアルな憧れであり、おそらく次の100年も香りの代名詞であり続けるのだろう。そんな香りが他にあるだろうか。当時の香水はほぼ花の香り、自然界の模倣。しかしシャネルは地球にも神にも頼らなかった。あくまで“女性”の分身となる香りを求めたから、「バラもスズランも欲しくない」とあくまで自らの本能と感性に従ったのだ。
だから合成香料を積極的に使うことになる。配合量を誤ったのではないかとの噂が立ったほど、躊躇なく大量に。しかしその勇気こそが“奇跡”を生んだ。劇的手法を施された合成香料こそ“清潔感”の原料とも言うべきアルデヒド。当時の花の香りは、高級娼婦が濃厚に纏っているイメージが強かったから、“清浄なるもの”の象徴アルデヒドを掛け合わせて極上の女らしさを引き出した。それが“アデやかさを気品で包み”、“官能を清らかさで包み込む”フローラル・アルデヒドの傑作を生んだのだ。その矛盾、その二面性が“永遠の女性性”の方程式、だからN°5は永遠不変なのである。
ただ夥しい数の香水が出ては消え生まれては消えていく中、この香りが厳然と愛され続けた理由はそれだけだろうか。じつは香水ビジネスに取り掛かる直前、最愛の人ボーイ カペルが貴族の娘と結婚し、その翌年、交通事故で不慮の死を遂げる。果てしない絶望から「私は全てを失った」とホテルに篭りきりとなるが、でもその慟哭が再起のエネルギーとなったのだろう。失意のまま渡るベネチアで、ビザンチン文化やバロック芸術に触れ、耽美主義の聖地で目を覚ます創作意欲がこの世紀の名香を生み出すのだ。ただデコラティブが常識の時代に、香水瓶を限りなくミニマムにしたのは、ボーイ愛用の洗面具ケースのオマージュとの説がある。“女の香り”が“愛する男”に抱擁される設えだ。つまりそこには人を愛し、苦悩し、それでも立ち上がる女の覚醒までが描かれたのではないか。N°5がただ超然と美しいだけでなく、心のひだに染み込む抒情詩的味わいを持つのは、苦悩も含めた機微を注いだから。ドラマを秘めた香りはだから、纏う女を今日もうっとりとさせ、切なくさせ、そこはかとない女らしさを匂い立たせて、極上の女へと導いていくのである。
美容ジャーナリスト 齋藤 薫
さいとう かおる●女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌での多数の連載をはじめ、美容記事の企画など幅広く活躍。独自の美意識に基づいた説得力あふれる文章には、絶大な支持が。
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