<アラフィーにおすすめの本4選>20年後の日本を舞台に愛と幸福の真実を問いかける、平野啓一郎さんの小説『本心』

アラフィー女性にこそ読んで欲しいおすすめの本を、編集部がピックアップ!20年後の東京を舞台にした平野啓一郎の最新作『本心』をはじめ、お盆休みを利用して読みたい4冊をご紹介。

どうしたって理解し合えない人と人をつなぐものとは?

どうしたって理解し合えない人と人をつなぐものとは?

『本心』

平野啓一郎

文藝春秋 ¥1,980

今以上に格差が広がった20年後の東京。依頼人の身がわりとなってなんでもする「リアル・アバター」として働く孤独な青年が、シングルマザーだった母が自ら死を望んだ理由を知りたいと、母親の「ヴァーチャル・フィギュア」を注文する。AIによって仮想空間に再現された「母」と過ごすうち、明らかになるものは!?芥川賞に輝いたデビュー作から23年、円熟味を増す作家が魂をこめて、分断の時代における幸せとは何か、人と人がつながるために何が大切かを掘り下げていく。

主人公と南仏を旅し、謎解きをしている気分に

主人公と南仏を旅し、謎解きをしている気分に

『リボルバー』

原田マハ

幻冬舎 ¥1,760

ゴッホの死は本当に自殺? 他殺だとしたら犯人は? 盟友でライバルでもあったゴーギャン!? パリのオークション会社に持ち込まれた赤錆びた拳銃を糸口に、虚実を織り交ぜアート史上最大の謎と巨匠たちの心に迫る。キュレーターから転身した作家ならではのミステリー。

物語愛にあふれた奇想天外な中短編集

物語愛にあふれた奇想天外な中短編集

『キャクストン私設図書館』

ジョン・コナリー 田内志文/訳

東京創元社 ¥2,310

アンナ・カレーニナ、シャーロック・ホームズ、ハムレット、ドラキュラ……物語の主人公たちが実体化し、人知れず暮らしていた図書館を、読書好きの男が発見。彼らの存在を脅かしかねない事態が勃発する。そんな表題作をはじめ、本をテーマにした4編で非日常を満喫しよう。

人生の後半戦をポジティブに生きるヒント

人生の後半戦をポジティブに生きるヒント

『我は、おばさん』

岡田 育

集英社 ¥1,760

NY在住のエッセイストが、ネガティブな響きをもってしまった「おばさん」という呼称を、中年期を強く、優しく、しぶとく、自由に生きるための名乗りとしてとらえ直していく。次々に紹介される古今東西の文学や映画、実在の「おばさん」たちの姿に、勇気りんりん!

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